今回の難読漢字は「綿布」「飃」「訃報」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
1問目はこの漢字から!「綿布」
「綿布」と書いて、なんと読むか分かりますか?
綿の布という事は、見てすぐにわかるものの、読み方となるとわからないかも。
でも、イメージ通りで正解です。
ちなみに(めんふ)でも(わたぬの)でもありません。
さて、「綿布」と書いて、なんと読むでしょうか?
「綿布」読み方のヒントは?
「綿布」は綿花から紡いだ綿糸を使って、織りあげた綿織物の事を指しています。
枕カバーやシーツなどから、洋服や小物まで何でも作れる「綿布」。
家の中だけでもいくつも出てくると思います。
しかし、口で言う時には「綿」とだけ言っていて、肝心の読み方が分からないという人も多い漢字です。
トートバッグによく使われる帆布と同じで、ちょっと意外な読み方をします。
ちなみに帆布は(はんぷ)と読みます。
「綿布」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
もうひとついうと「めん〇」です!
さて、もうわかりましたか?
「綿布」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めんぷ」
です!
「綿」だけでいつも終わらせている人は、今更感が半端ない気もしますが、ぜひ覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「飃」
本日の難読漢字クイズは「颶」です。
なんだかカッコいい漢字ですね!
早速ヒントを見てみましょう。
「颶」の読み方のヒントは?
1.「颶」をひらがなにすると5文字になります。
2.「颶」をフランス語にすると「tourbillon」、イタリア語では「vortice」です。
3.『み雪降る 冬の林に 飃かも い巻き渡ると』万葉集より引用
正解は…
正解は「つむじかぜ」でした!
「旋風」と書かれるのが一般的ですね。
渦を巻いて吹き上がる風や局地的な空気の渦巻きのことで、辻風(つじかぜ)とも呼ばれます。
「颶」の音読みは「グ」「ク」、訓読みは「つむじかぜ」、漢検1級17画の漢字です。
「颶」は、頭頂部で髪の毛が渦巻いている旋毛(つむじ)が語源と考えられてます。
「颶」と竜巻は同じ?
「颶」に似ているものに竜巻がありますが、実はまったく別のもの。
竜巻は上空に積乱雲という雲が出ていて、そこから垂れ下がるように起こります。
「颶」の上空には特定の雲がありません。むしろ雲一つ出ていない晴天の日に起こることがほとんどです。
また、規模が大きいのは竜巻、規模が小さいのが「颶」ともいえます。
「颶」は地面が温められると発生するため、運動会で発生することが多いですよ!