殺人未遂の罪に問われているキール・ジョンストン
8年前、世界中で論争を巻き起こしたあのドレスの中心人物が、殺人未遂の罪に問われていることがわかった。
2015年、インターネット上で1枚のウェディングドレスが話題となった。「青と黒」「白と金」と、人によって色の見え方が異なるというドレスで、当時はキム・カーダシアンやテイラー・スウィフトら大物セレブも巻き込む世界的な論争にまで発展した。
そしていま、このウェディングドレスを着た妻を殺害しようとしたとして、夫が罪に問われている。殺人未遂の罪でグラスゴーの高等法院に起訴されたのは、キール・ジョンストン(38)。彼は11年間にわたって、妻グレースに対し家庭内暴力や支配的行為を繰り返していたとされている。警察の発表によると、キール・ジョンストンの暴力行為は、首を絞める、壁に体を押しつける、暴言をはく、ナイフを使っておどすといった内容だという。なお、ジョンストンはこの容疑を否認している。
スコットランドのコロンセイ島に住むジョンストンと妻グレースは2015年に結婚。ウェディングドレス選びに迷っていたグレースに、母親が話題となったドレスの画像を送り、母と娘の間でその色をめぐって議論になった。さらに、グレースが結婚式でこのドレスを着用し、これを出席者のケイトリン・マクニールがSNSに投稿したことから、世界的な議論へと発展したのだった。
一躍ときの人となったジョンストンとグレース、ケイトリン・マクニールはその後、トーク番組「エレンの部屋(The Ellen Show)」に出演。このドレスについて、「その色をめぐり、何週間も議論をしました」と述べ、「意見が完全に分かれ、気が狂いそうでした」と、当時の混乱具合を明かしている。
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