トム・ホランド Photo: Gregory Pace/Shutterstock
トム・ホランドが、アルコール依存との闘いについて語っている。
7月9日(日)、俳優のトム・ホランドがポッドキャスト番組「On Purpose」に出演。1ヶ月の禁酒を決断した際に、自身がいかに「アルコールに依存していたか」に気がついたと明かした。
「酒を飲むことしか考えられなかった。とにかくそれしか考えていなかった」と告白したトムは、2022年1月、1ヶ月間禁酒することを約束する「ドライ・ジャニュアリー」活動に参加したとし、当時をふり返った。「酒を断つと決めてから、酒のことを考えて目が覚めることに気がついた。そして、本当におそろしくなったんだ」と語ったトムは、「アルコールの問題を抱えているのかもしれないと思った。だから、自分に罰を与えようと思ったんだ。そこで、2月も酒を飲まないことにした。2ヶ月間、禁酒したんだ」と続けた。
その後もトムは、「6月1日の自分の誕生日まで飲まない」と決意し、実際に半年間口にしなかった。すると、自身の生活にポジティブな変化が現れたという。「よく眠れるようになったんだ。撮影現場でうまくいかないことがあると、これまでならすぐカッとなっていた。でも、それを冷静に受け止められるようになった。気持ちがスッキリした。より健康で、自分らしいと感じられるようになったんだ」と語ったトムは、「自分自身に言い聞かせたよ。『なんであんなものの奴隷(どれい)みたいになっていたんだ?なんで酒を飲むという考えに執着(しゅうちゃく)していたんだ?』ってね」と付け加えた。
結局、トムは現在に至るまで、1年半以上アルコールを断っている。そんな現状に、トム自身は「大満足」だとしたうえで、「飲酒を控えるようにって、ぼくがだれかを励ますことができれば、それはすばらしいことだ。でも、『飲むのをやめた方がいい』なんて言うつもりはない。ぼくが言うことでもないしね」と語っている。