ゼインゼイン

人気ボーイズ・グループ ワン・ダイレクション(1D)の元メンバーで、現在ソロ歌手として活動するゼインの、6年ぶりとなるインタビューが公開され話題となっている。

7月21日にカムバック・シングル「Love Like This」をリリースするゼインは、人気ポッドキャスト番組「Call Her Daddy」に出演し、ワン・ダイレクション時代のこと、父親業のこと、そして音楽についてたっぷりと語った。

今回のインタビューで特に注目が集まっているのは、1D時代についてのトークだ。ゼインといえば、2015年に1Dを電撃脱退し、ファンたちに衝撃が走った。

1D脱退を振り返ったゼインは「あまり詳細は語りたくないんだけど、当時は様々なしがらみがあったんだ。色々な人が関与して色々な主張をしたり、契約を拒んだりしてたんだ。それで僕は思ったね。何かが起こってると」とバンドを去る時期を悟った瞬間について明かした。いずれにせよ、バンド内で何かしらの問題が起こっていたことを伺わせる発言だ。

また、ゼインはメンバーたちの中で一番早くソロ活動に進みたいと感じ、それも脱退した理由の一つだったようだ。 「正直に言うと、僕は完全に利己的で、最初に脱退して自分の(ソロの)音楽を作りたかったんだ。 『メンバーの中で一番最初にフライングしよう』って感じだった。僕は消極的な男だけど、音楽とビジネスに関しては真剣で競争力がある。だから僕は最初にソロをやりたかったんだ」と明かしている。

さらに、バンドメンバーたちとの関係について「僕らメンバーたちの中でも根本的な問題があった。僕らは5年間毎日一緒にいて、正直言ってお互いにうんざりしていた。僕たちはとても近い存在だったから。僕たちはクレイジーなことをして、僕たちが共有した経験を世界中の誰も理解することはないだろう」とも説明。メンバーとは近しい関係だったものの、一緒に過ごす時間が多かったため、疲れを感じるときもあったようだ。

その後ソロとなったゼインだが、一人でパフォーマンスすることにいまでも緊張するという。ソロ転身後ゼインはツアーを開催したことがなく、2016年にライブを開催したのは3回だけであった。

「いまでも緊張しているけど、エネルギーもあるよ。自分には何か与えるようなものがあるような気がするし、ステージに立ってそれをまた感じたいんだ。僕のファンはいつも応援してくれている。ファンのみんなはいつもついてきてくれる。準備ができたら来てほしい。本当に本当にファンのみんなには感謝しているんだ。愛情を感じているよ」とファンへの愛を明かした。

7月21日に2年ぶりとなる新曲「Love Like This」をリリースするゼイン。現在ゼインはこれまでの作品とは異なる音楽に取り組んでいるという。「みんなが想像しないような音楽を作っているんだ。僕にとってこれまでと違うサウンドだよ。実体験や、もっと物語性があって、僕の娘についても何度か出てくるよ」と明かしている。