レディー・ガガと、愛犬のグスタヴとコージレディー・ガガと、愛犬のグスタヴとコージ

レディー・ガガに犬を引き渡し、懸賞金を請求していた女性の裁判に決着がついた。

2021年2月、レディー・ガガの愛犬を散歩させていた男性が銃でおそわれ、フレンチブルドッグ2匹がうばわれた。この2日後、愛犬2匹はジェニファー・マクブライドという女性によって警察に届けられ、ガガの元へ無事に返されている。ところが事件から2ヶ月後、ジェニファー・マクブライドを含む5人が犯人として逮捕された。ドッグウォーカーを襲撃した犯人たちとマクブライドは、共犯だったのだ。

しかし今年2月、マクブライドはガガを訴えるというとんでもない行動に出る。彼女は、ガガが犬にかけていた50万ドル(約7000万円)の懸賞金が支払われるべきだと主張。その理由として、犬の発見にあたって、ガガが「戻ってくれさえすれば、何も聞かない」と言ったことを挙げていた。

このたび、TMZが入手した裁判資料によると、裁判所はマクブライドによるこの訴訟を破棄し、「ガガは懸賞金を支払わなくてよい」という判決を下したという。判事は、マクブライドの訴訟には大きな問題が1つあると指摘。彼女は実際にこの犯罪に加担しており、有罪判決を受けていることから、自分がやったことを棚に上げて権利を主張していると述べた。判決の中で判事は、マクブライドの請求を認めることは「不正行為から利益を得ることを許可することになる」と明言。マクブライドに対し、今後20日以内であれば訴状を修正することができると伝えたが、彼女にこの判決を回避する方法があるのかは明らかになっていない。

なお、事件当時ガガの犬を散歩させていたライアン・フィッシャーさんは、銃撃により重症を負ったが、救急搬送され一命を取り留めた。医療費はすべてガガが支払ったとされている。