田中の名前がなかっただけで、2ページの考察記事を作ってしまう「セブン」、ある意味すごい。スクープなどネタはなくても、こうして芸能記事は作られるという模範のような記事だから。内容も説得力があるしね。しかし、なぜか記事には“所属事務所”とあるだけで、フラームという事務所の名称明記はなし(スルーされている)。何か事情でもあるのか――。
今もっとも旬な売れっ子俳優・山田裕貴と乃木坂46の“絶対エース”といわれ2018年にグループを卒業した西野七瀬の熱愛を「女性セブン」がスクープした。2人は共通の趣味であるオンラインゲームを通じて親しくなり、今年に入って交際をスタートさせ、現在では半同棲をしているらしい。「セブン」の取材に双方の事務所は「プライベートのことは本人に任せています」との答え。この回答は事実上、事務所も認めたということだ。さらに2人とも結婚願望を隠さず、取材などでも語ったいうことから結婚も間近だと記事にはある。ビッグカップル誕生のめでたいスクープだ。
このスクープを受け、山田裕貴本人も出演したラジオ番組で「両者温かくそっと見守ってくれるとうれしい」と語っている。めでたい。しかし、めでたいのはこれだけではない。「セブン」のスクープを後追いする形で、今週の「週刊女性」「女性自身」はともに山田に関する記事を掲載しているのだが、これまたすごいのだ。何がすごいかというと、双方ともに山田の絶賛記事だから。
まずは「週女」。芝居に対し真摯、面倒見がいい、若手の憧れ、業界関係者も絶賛、スタッフにも分け隔てがない、勉強熱心、恋愛にもピュア、誰からも好かれる。そして「自身」も、これまた絶賛。やはり売れっ子の志尊淳との共演NGというネガティブな記事かと思いきや、全然そうではなかった。志尊とは盟友、親友という強い絆で結ばれた関係だが、「同じ事務所だから(共演)できたと思われたくない。ちゃんと俳優として認められて共演したい」との志尊からの申し出によってNGになっているだけで、記事では2人の絆が強調されている。さらに山田は、どの撮影現場でも老若男女問わず共演者から愛されるキャラだということも。
すごいな、山田。熱愛発覚で、これほど絶賛記事が並ぶとは。本当に愛されキャラなんだろうな。筆者も以前からファンです。