群馬県は自然の宝庫で数多くの山々が連なります。県西部にある下仁田町の物見山麓に、日本で一番古い洋式の「神津牧場」があり、自然と動物を肌で感じることができます。しかも牧場入場は無料! 色々な楽しみ方がある神津牧場の魅力をご紹介しましょう。
雄大な自然に包まれた日本最古の洋式牧場
神津牧場は群馬県甘楽郡下仁田町、妙義荒船佐久高原国定公園に指定されている標高1,375mの物見山にあります。近くには軍艦のような形をした荒船山もあり、ハイキングや登山にも人気のスポットです。
入場は無料で自由に牧場内を散策でき、自然を感じながら動物たちとふれあえます。
神津牧場の誕生は古く、1887年に長野県佐久市の裕福な農家の息子の「神津邦太郎」という青年が現在の場所に牛舎を作り、運動能力の高いジャージー牛を輸入。自然に近いスタイルで牛を飼育し始めて、日本で一番古いと言われる洋式牧場を作りました。現在も牧場には白と黒のホルスタインではなく、茶色のジャージー牛が飼育されています。
広い園内で動物とふれあう
神津牧場の魅力のひとつに、動物とのふれあいがあります。ヒツジやヤギ、ウサギ小屋などで餌やり体験などができます。
また乳搾りやポニーの乗馬、ヤギの散歩、乳しぼりなどの有料の体験プログラムもあります。動物にふれあうことで心も体もリラックスできるので、アニマルセラピーとしても注目されています。
料金について
牛の行進は圧巻の光景
広い牧場内で放牧されているジャージー牛。牛舎の横にある遊歩道からも放牧されている牛の姿がみられます。展望台からは牧場内を一望できます。
放牧されている牛たちは、13時過ぎに牛舎へ戻る際に牧場内を行進します。牛の集団が道を歩いてくる姿は圧巻、神津牧場ならではの光景です。
こんなにも間近で牛の行進が見られるのですよ。
ハイキングや登山も楽しめる
神津牧場のある物見山や近くの荒船山は大正時代から人気のある登山スポット。現在は林道なども整備され、交通の便が良くなったため、多くの人が登山やハイキングを楽しみに訪れるようになりました。
物見山コースや八風山コース、荒船山コースがあり、体力などに応じてチョイスでき、気軽に雄大な自然を楽しめます。
ハイキングコースについて
牧場の名物グルメやお土産も充実
グルメもレジャーの醍醐味。神津牧場で育ったジャージー牛のフレッシュなお肉を堪能できるメニューが充実しています。ここは売店と食堂。牛肉うどんやビーフカレー、テリヤキバーガーなどが食べられます。
そして牧場の名物「ジャージー牛乳」や「ソフトクリーム」。ぜひ食事と一緒に味わってみてくださいね。
濃厚なジャージー牛乳。
牛乳の旨みが詰まった神津牧場ソフトクリーム。
また食堂内の売店ではここでしか買えないお土産が並ぶので、要チェックですよ。
食堂の目の前にある鉄板焼きコーナーでは、牛肉を使った定食やソーセージなどを牧場の自然を感じながら味わえます。