「禾穂」の読み方をご存じですか?

「穂」は「稲穂」など時々見かける漢字ですが「禾」はあまり見かけませんね。

いったい何と読むのでしょうか?

「禾穂」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「か○○」の3文字
  2. 読みです
  3. 「禾」はのぎへんの元となる漢字です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「禾穂」の読み方、正解は・・・


正解は

「かすい」

です!

「禾」は音読みが「カ」で、訓読みが「のぎ」「いね」です。訓読みでわかる通り、稲などの穀物や穀物の先端にある堅い毛をあらわす言葉です。のぎへんには「稲」「稗」など穀物をあらわす漢字が多いですね。

やはりのぎへんである「穂」は音読みが「スイ」で「穀物の茎の先の、花・実をつけるところ」という意味があります。

つまり「禾穂」は「(稲などの)穀物の穂」という意味になります。

「禾」と「芒」

「禾」は「のぎ、のぎへん」の部首になる漢字ですが、この「のぎ」は「芒」という漢字と同じ意味であると書いてあります。

「芒」の意味を調べると「穀物の先端」という意味があり、確かに「禾」と同じように思いますが「芒」の方が漢字としては見かける機会が多いのではないでしょうか。

例えば「光の先端」という意味の「光芒」はよく使われる言葉です。また星形になる多角形のことを「○芒星(○は頂点の数)」と呼ぶこともあります。「芒」の方が「禾」よりも鋭角な先端という意味があるのかもしれませんね。

普段食べているものの多くは、穀物からできていると考えると、あまり聞くことのない「禾穂」という言葉も少し身近に感じるのではないでしょうか。意味と一緒に読み方も是非覚えておきましょう。