キャンディス・キャメロン・ブレ Photo: Lisa O'Connor/Shutterstockキャンディス・キャメロン・ブレ Photo: Lisa O'Connor/Shutterstock

キャンディス・キャメロン・ブレが、同性愛嫌悪疑惑に反応している。

先日、俳優やYouTuber、シンガーとして活躍するミス・ベニーが、自身のTikTokアカウントを更新。2018年、ドラマ「フラーハウス」に番組初のゲイのキャラクターとして出演した際、共演者の1人から同性愛嫌悪ととれる対応をされたと告発した。動画の中で彼女は、この人物に「番組から外されそうになった」と主張。「歓迎されていないように感じた」と述べていた。ミス・ベニーはトランスジェンダー女性であることを公表している。

「フラーハウス」は、1990年代に放送され大ヒットしたファミリードラマ「フルハウス」の続編で、キャンディス・キャメロン・ブレは、前作から引きつづき、この番組でもDJ役として出演していた。

ミス・ベニーは、動画の中で、誰からいやがらせを受けたのか明らかにしていない。しかし、「タナー姉妹の1人」とコメントしたことから、視聴者は、キャンディスで間違いないと考えたようだ。

キャンディスといえば昨年、あるインタビューで「伝統的な結婚に軸を置いたままでいい」と発言。これが炎上し、LGBTQコミュニティを中心に大きな反発が起こる事態となった。

今回の件を受け、キャンディスが「ET」にコメントを発表。「ミス・ベニーを『フラーハウス』から外すようにたのんだことはないし、プロデューサーや番組の上の人たちに、クィア(性的少数者)の人を番組に出さないでと訴えたこともない」と、ミス・ベニーの主張を完全否定したキャメロンは、「『フラーハウス』はいつだって、どんなキャラクターも歓迎してきたんだから」と続けた。さらに、「DJとミス・ベニーのキャラクターが一緒に映っているシーンがなかった」との指摘については、「撮影中に、そんなに話をする機会がなかったから」と説明している。

そのうえでキャメロンは、「ミス・ベニーは、見事にケイシー(ミス・ベニーの役名)を演じていたと思う」と、ミス・ベニーの演技力を称えている。