アンバー・ハード
なぜ、アンバー・ハードはアメリカを出たのだろうか。ある情報筋が、その内情を明かしている。
昨年、元夫で俳優のジョニー・デップから起こされた名誉毀損裁判に敗訴した女優のアンバー・ハードは、現在2歳になる娘とともにスペインに住んでいる。このたび米ピープル誌の取材に応じたある情報筋は、アンバーがスペインへの移住を決意した背景について、「どうしても、アメリカを出なければならない」と感じたからだと語っている。
昨年4月から6週間にわたって行われたこの名誉毀損裁判は、アンバーが2018年にワシントン・ポスト紙に寄せた記事がきっかけだった。この中でアンバーは、過去にDV被害を受けたことがあることを告白。そして、その加害者がジョニー・デップであることをほのめかすような内容であったことから、ジョニーは名誉毀損だとして裁判所に訴えた。
裁判は双方が過激なプライベートを暴露しあう壮絶なもので、世界中の注目が集まったが、昨年6月1日、ジョニー側が勝訴。元夫妻によるドロ沼法廷バトルは幕を閉じた。多額の損害賠償の支払いを命じられたアンバーは、この判決が「女性の権利を後退させるものだ」と非難した。
ジョニーはその後、映画作品や音楽活動に復帰し、かつての地位を取り戻しつつある。一方、アンバーは世間の批判の的となった。ネット上では残酷なネタ画像のターゲットとなり、殺害予告を受ける日々。そんな中でアンバーは、アメリカ国内で子育てするのは「危険過ぎる」と判断したようだ。関係者によると、アンバーは「よりプライバシーが保たれる」との理由から、スペインのマヨルカ島に「偽名」を使って家を借りたという。
6月には、地元記者がスペインの路上でアンバーを直撃している。スペイン語で「スペインのことを、とても愛しています」と語ったアンバーは、今後も当面、ここに住む予定であることを明かしている。