韓国の7人組ボーイズグループ・BTS(防弾少年団)。
K-POPアイドルとして、ビルボードでの功績を皮切りに現在も世界の音楽シーンで歴史的快挙を成し遂げています。
特に、2020年リリースの「Dynamite」、2021年リリースの「butter」はコロナ禍で多くの人々に光を与え、現在その人気はますます強固なものに。
BTSはなぜ世界を魅了するのか?その世界的人気をマーケティング視点を軸に3回にわたり大特集!
- BTSが作り出す世界“正典(canon)”
- BTSを世界で一番理解し愛するファンダム“ARMY”
- アンダードックから這い上がったBTSのパフォーマンス力
加えて異なる3つの側面からアプローチし人気の理由に迫ります。
世界を虜にしさらに人々の“生きる力”となっているBTS。
「なぜBTSは世界を熱狂させるのか」を徹底的に大解説します。
引用:amazon.co.jp
1、BTS(防弾少年団)とは
2013年6月13日シングルアルバム『2 COOL 4 SKOOL』から「NO MORE DREAM」でデビューした韓国の7人組男性ヒップホップグループ。2014年日本デビュー。
グループ名は「10代・20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味がこめられており、メンバー自ら作詞作曲を行い、振付やミュージックビデオ制作の考案まで行う。
より詳しいBTSのプロフィールについては後半「BTSとは?世界人気はなぜ?BTSを紐解く3つの軸と9の理由」でご紹介(後日リリース)
2、世界を揺るがすBTSの功績
2018年5月『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』がアメリカ「ビルボード200」で初登場1位を獲得。これは韓国人アーティスト史上初の快挙で、シングルチャートにあたる「Hot 100」では過去に坂本九『スキヤキ』やPSY『カンナム・スタイル』が上位を獲得しましたが、アルバムチャートである「ビルボード200」の1位はアジア圏のアーティストで史上初でした。
そして現在、
- MV総再生回数160億回
- 難攻不落のアメリカ音楽市場「ビルボード」で複数の歴史的快挙達成
- 国連/ユニセフで講演者として2回スピーチ
- 世界中のメインスタジアムでワールドツアー
- ツアー先になったことで一晩だけサウジアラビアの法律が変更された
- BTS法 (韓国の大衆芸術の優秀者だけ入隊時期延長が認められた)
- 世界で最もツイートされたアカウント/ユーチューブ再生ギネス
- 時価総額 1兆円
- ハーバード大学(経営学)の研究対象に
など、小さなアジア国家の少年たちが唯一無二の功績で世界を魅了し、世界の消費を動かす大きな力を生み出しています。
※2021年「HOT100」でBTSの複数の楽曲がバトンを繋ぐかたちで9週連続の首位を獲得。しかも自身の新曲で1位のバトンを引き継いだ後、以前1位だった楽曲が再び1位になったアーティストはBTSが史上初。経済専門誌フォーブスでも「このケースは極めて稀だ。音楽界最高のスターだけが成し遂げられることだ」とし「BTSはあらゆる面でビルボードの歴史を塗り替えている」と評価している。