「そもそも、藤島ジュリー景子社長が長年担当していた関ジャニ∞の大倉忠義と横山裕がプロデューサーとして関わるようになってから関西ジャニーズJr.を取り巻く環境は大きく変わり、ジュリー社長にも目をかけられるようになりました。そして、大倉がプロデュースしたなにわ男子はジュニア時代から明らかに扱いが違っていましたが、現在その位置にいるのがAぇ! group。『24時間テレビ』(日本テレビ系)の関西ローカル枠となる読売テレビのスペシャルサポーターや同じく読売テレビの大型音楽特番『カミオト -上方音祭-』のスペシャルサポーター、2025年に大阪で行われる万国博覧会関連など、なにわが請け負っていた仕事が一手にAぇに引き継がれており、わかりやすくAぇが後継者だと示されていました。ジュリー社長からもかなり気に入られているみたいなので、順当といったところではないでしょうか」(アイドル誌記者)

 当然、HiHi Jetsと美 少年のファンは落胆している。

「一部報道では、Hi美の2組はジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏の“色”が強いために見送られたとも。HiHiには、2020年に『ジャニーさん最後の推しメン』という謳い文句で『しゃべくり007』(日本テレビ系)にジャニーズJr.ながら単独出演した髙橋優斗が在籍。髙橋はジャニー氏の家族葬でジャニーズJr.の代表としてスピーチも任されたほど。一方、美 少年もジャニー氏ゆかりの地であるロサンゼルスの高野山米國別院で公演をさせるのがジャニー氏の夢だったとされ、実際に2019年8月に実現。7月にジャニー氏は亡くなってしまったため、見届けることは叶いませんでしたが、その代わりにということでしょうか、嵐の松本潤が極秘に同行していました。双方ともジャニー氏が名づけ親となったグループでもあり、“ジャニー色”が強いといわれれば確かにそうなのですが……」(同)

 ジャニー氏の未成年所属タレントに対する性加害問題が取りざたされ、HiHi Jetsと美 少年のレギュラー番組だった『裸の少年』(テレビ朝日系、今年4月から『#裸の少年』にリニューアル)や、ジャニーズJr.を中心としたNHKの『ザ少年倶楽部』など、「少年」を売り物にした番組にも批判の声が上がり始めており、美 少年というグループ名を問題視する向きもある。