ドレイクドレイク

カナダ出身のラッパー ドレイク(36)が、記念すべきツアー初日にファンが投げたスマートフォンが身体に直撃するハプニングに見舞われた。米Page Sixが報じている。

7月5日(水)、ドレイクは人気ラッパー 21サヴェージとの共同ヘッドライナー・ツアー「It's All a Blur Tour」を、米イリノイ州・シカゴでキックオフ。同公演にて、R&Bシンガーであるジニュワインのヒット曲「So Anxious」(1999)を披露していたところ、客席にいた誰かがドレイクめがけてスマホを投げてきたという。

この瞬間を撮影した動画は現在ネット上で拡散されており、全身白アイテムでまとめたドレイクが「So Anxious」を歌っていると、客席から飛んできたスマホが彼の左腕を直撃。一瞬「なんだ!?」というような反応を示したドレイクだが、その後は何事もなかったかのように同曲を歌い続けた。どうやら大事には至らなかったようだ。

近頃、“パフォーマンス中のアーティストに物を投げる行為”が多発。歌手のビービー・レクサは6月18日、米ニューヨークでコンサートを行っていた際、ファンが投げたスマートフォンが顔面を直撃し3針を縫うケガを負った。その事故から2日後の6月20日には、歌手エイバ・マックスが、ステージに上がったファンにとつぜん引っ叩かれ、顔を負傷するという事件が起きた。

また、歌手のピンクは6月25日に参加した「ブリティッシュ・サマータイム・フェスティバル」のステージにて、ファンから遺灰の入った袋を投げられるという珍事件に巻き込まれたほか、6月28日には、カントリー歌手のケルシー・バレリーニが観客席から投げられたブレスレットが顔にあたる災難に遭っている。

なお、ビービーにスマホを投げつけた犯人ニコラス・マルヴァーニャは暴行罪で逮捕・起訴されたが、犯行理由については「TikTokのトレンドに参加しようとしただけ」と主張したという。

つい先日には、イギリスの歌姫アデルがこの不快なトレンドにを非難。「この頃、人々がショーのエチケットを忘れているってことに気付いている?クソなものを投げている人たちを見たことはある?」「かかってきなさいよ。私に何か投げつけてみなさい、そしたら私がアンタを始末してやる」と、放送禁止用語を交えながら怒りをあらわにしていた。