とうとう『らんまん』も第13週、物語の前半が終わりました。万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の婚礼、タキさん(松坂慶子)の旅立ちなど、大きな区切りをいろいろ見届けて「いい最終回だった……」としみじみと涙を拭いた金曜日でしたが、いやいやちょっと待って、万太郎はまだ植物学の図鑑を一冊も出せてないし、最終回どころか何も始まってなかった。
しかし、豪華な婚礼の衣装に身を包んだ寿恵子ちゃんの美しさ、万太郎や分家のみなさん同様、私も口あんぐりしちゃいました。金屏風に反射する柔らかい灯りに照らされて、素晴らしかったですね。でも、ここから一転、お金を得る手段がない万太郎の妻となって暮らすことになる寿恵子、大丈夫なんでしょうか。峰屋の当主として生まれ、たくさんのものを最初から持っていて、周りに助けられるのが当たり前だった万太郎は、彼女と自分が結婚によって失うかもしれないことについて、何もわかってないんじゃないだろうか。
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