その車椅子生活を送るまなと君は首から下の体や手や腕が細くパソコンや携帯で文字を打つのも楽そうではない。生まれてから半年で病気が発症したそうだ。「気を遣われるのは嫌で、1人の人間として接してほしいのはあります」というまなと君。障害のある方に接するとき、気を遣いすぎてしまう事が逆に仇になることもあるが、それは状況や人によるとは思うので、その人と関わってみないと分からない部分はあるかもしれない。

 ただ、どんな人も自分と同じ目の高さで話したりするほうが楽しいとは思う。障害者への国の制度がまだまだ足りていないから自分が先頭に立って変えていきたいという夢があるらしい。無反応のなか、300日近くDMでアプローチし続け、実際に本人が会いに来てくれて、さらに自分が一番憧れる人と一緒にYouTubeに出演できるというチャンスに変える事ができた。

「病気もどのぐらいのペースで進行していくかもわからない。昔に比べてご飯を食べるペースが遅くなってきたのがあり、そういうのを考えると10年後喋ったりゲームをやったりが出来るかもわからないが、今やれることをやる」という言葉がヒカルさんにも刺さったそうです。

 どんな人も将来どうなるかなんてわからない。勿論将来の事を考えて頑張っている人も沢山いる。でも誰しもが分からない未来に囚われるぐらいなら、今を一番大事にするという考えが素晴らしかった。今をいかに大事にするかで未来も明るくなることは山のようにあると思わされた。

 現在、在宅ワークで月8万円稼いでいる。自分の携帯やパソコンにかかる代金は自分で稼いでいる。稼ぎの目標は月50万円という。「自分のやりたいと思ったことはやれるまでやる。これが自分の強み」。この言葉を色々な環境の人にも聞いてほしい。そしてヒカルさんに「僕を雇ってほしい、やる気だけは誰よりある」と交渉し、テロップを入れる仕事をもらえるか今調整中だそうだ。僕はこの動画を見て生きる力をもらった。