ジャニーズと文春をめぐっては、昨年11月に「週刊文春」に掲載された〈キンプリ滝沢秀明を壊した ジュリー社長“冷血支配”〉という記事について、ジャニーズ側が事実無根の情報を多く含んでいるとして名誉棄損で提訴。その影響もあってか、以降は創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題なども含め、文春によるジャニーズへの“攻撃”が以前にも増して盛んになっており、性加害問題に関する事務所の内部事情などを伝える記事も複数出ている状況だ。

 あまりのリークの多さから、業界内では「事務所内に情報を漏らしている人物がいるのは間違いない」と目されているが、敵対関係にあるともいえる文春側に内部からのリークがあるとなれば状況は複雑だ。現状のジュリー社長体制に不満を持っている人物がおり、マスコミと結託してジュリー社長を追い落とそうとしているのでは……といった憶測も出ているが、これだけ内部情報が流出しているとなれば、現在のジャニーズ事務所の組織体制が揺らいでいると考えるのが妥当だろう。

 事前にデビュー情報が漏れたTravis Japanや、デビュー決定報道が飛び出したAぇ! groupは、そうした事務所内のゴタゴタの被害者といえるのかもしれない。