「蠐螬」を何と読みますか?
どちらも虫へんですね。
早速ヒントを見てみましょう!
「蠐螬」の読み方のヒントは?
1.「蠐螬」をひらがなにすると5文字になります。
2.俳句では夏、または秋の季語として使われます。
3.「蠐螬」を英語にすると通称「Grub」、フランス語では「Ver」です。
正解は…
正解は「すくもむし」でした!
「蠐螬」とは、コガネムシ科またはクワガタムシ科の昆虫の幼虫。
地域によっては、ケラなど地中に住む昆虫の成虫を指すこともあります。
別名は地虫(じむし)、根切り虫(ねきりむし)、入道虫(にゅうどうむし)などです。
「蠐」の音読みは「セイ」、「螬」の音読みは「ソウ」、どちらも訓読みはありません。
ちなみに、「蝎」と書いても「すくもむし」と読みますよ。
「蠐螬」は漢方薬?
漢方の生薬では「蠐螬」を「せいそう」と読み、乾燥させて用いるのだそう。
中国の短編集「捜神記」にはこんな話が残っています。
昔々、目の見えない女主人の振る舞いに腹を立てた女中たちがいました。
ある日、女中たちは日頃の腹いせに、こんがりと焼いた「蠐螬」を女主人に食べさせました。
しかし、生薬「蠐螬」の効果は目覚ましく、女主人の目は見えるようになりましたとさ。
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