イル・ディーヴォ
世界中で圧倒的な人気を誇るモンスター・ヴォーカル・ユニット、イル・ディーヴォの1年半ぶりとなる来日公演が決定した。2023年11月13日(月)東京国際フォーラムホールAで開演の一夜限りのスペシャル公演だ。
グループ名の“IL DIVO(イル・ディーヴォ)”とは、神のようなパフォーマー、もしくは男性版ディーヴァを意味するイタリア語。ウルス・ブーラー(スイス出身)、セバスチャン・イザンバール(フランス出身)、カルロス・マリン(スペイン出身)、デイヴィッド・ミラー(アメリカ出身)の国際色豊かな4人組は、全世界で3,000万枚のアルバムを売り上げたほか、ナンバー・ワンを50回獲得し、33ヶ国以上で160のゴールドまたはプラチナ・ディスクを獲得し、4回のワールド・ツアーをソールド・アウトにするという比類なき成功を収めている。
自らの名を冠しプラチナ・ディスクを獲得したデビュー作(2005年)に続いて発表されたアルバム「アンコール」(2006年)、「オールウェイズ-SIEMPRE-」(2006年)、「プロミス」(2008年)、「ウィキッド・ゲーム」(2011年)は、名人芸と大衆へのアピールという魅力的なコンビネーションの上に成り立っている。2013年のアルバム「ミュージカル・アフェア」は、ブロードウェイとウェスト・エンドの名曲を讃える作品だった。2014年11月には同年3月にワールド・ツアーの一環で訪れた日本武道館でのライヴを収めた「ライヴ・アット・武道館」も発表、大きな話題となる。2015年にはラテン・ラブソングを集めた情熱的な「アモール&パシオン」を発表。2016年4月には2年振り5度目のジャパン・ツアーを行い、5万人を動員した。その後ソロ活動も行い、2017年6月にカルロス、2018年2月にセバスチャンがそれぞれ来日公演を行なった。
2018年には2年半ぶりのアルバム「タイムレス」のリリースと来日公演を開催。2021年7月には3年ぶりとなるアルバム「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」をリリースし、ワールド・ツアーを開催した。日本公演も予定されていた中、2021年12月19日にカルロス・マリンが急逝。UKツアー中に体調が急変し入院治療にあたるが回復せず、53年の生涯を閉じた。そして2022年、カルロスを失った彼らはグループの存続とワールド・ツアーの続行を決意する。メキシコ系アメリカ人のオペラ・シンガー(バリトン歌手)スティーヴン・ラブリエをスペシャルゲストに迎え、グレイテスト・ヒッツ・ツアーと内容を変更し、カルロス・マリン追悼コンサートとしてツアーの続行を表明。この年の3~4月には「グレイテスト・ヒッツ・ツアー -スペシャル・トリビュート・トゥ・カルロス・マリン」と題し全国6都市11公演におよぶジャパン・ツアーを開催。コロナ禍で日本政府が外国人の入国を閉ざした中での公演発表に始まり、様々な制約を課される苦境の中での来日だったが、グループ、そしてカルロスを愛してやまない日本のために実現した日本公演だった。
2023年秋、そんな彼らが一夜限りの公演のために日本に戻ってくる。コロナによるパンデミックをも寄せ付けなかったイル・ディーヴォと日本のファンとの固い絆は揺るぎなく、ファンへの感謝の気持ちを直接伝えようという彼らの意思により実現した公演だ。
1公演のみという特別な夜…。ロマンス、ドラマ、愛、情熱、極上のハーモニーが織りなす最高でスペシャルな公演をお見逃しなく!