しかし目の前で投票を決勝メンバーがするというのが過酷過ぎてなのかこの年のみの演出ではあった。実際にバッファロー吾郎さんの実力勝利だとしても、同じ吉本興業の後輩が目の前で先輩以外を入れるのは心苦しいのではないのかという部分も波紋を呼んだ。

 そしてバナナマンさんと同じBブロックで戦ったロバートさんだが得点が473点で全体で2位に位置していた。Aブロックの勝者、バッファロー吾郎さんは460点だったので、もしロバートさんがAブロックにいた場合は最終決戦、バナナマン対ロバートになったことになる。そうなったらまた全然違う大会になったのかもしれない。因みにファーストラウンドのバナナマンさんの得点は482点だった。

 そこから時が経ち、2022年の審査員は松本人志さん、飯塚悟志さん、小峠英二さん、秋山竜次さん、山内健司さんの5人が1人100点を持って500点満点で審査をする。2008年の時からキングオブコントは満点500点という事にはこだわりを持っているようだ。そして2008年では2回戦敗退だったバイきんぐは、2012年で優勝し、2022年には審査員まで上り詰めているところにも大きな変化を感じる。