整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

爆買い→ファッションショー→クローゼットの見直し

娘が高校生になってから、新たに我が家に加わった習慣があります。それは、中間・期末テスト後に「おつかれさまの買い物」に行くこと。「◯◯ちゃんデー」と名付け、某スーパーの「お客様感謝デー」のようなテンションで「◯日に◯◯ちゃんデーやるよ!」と事前に決めて開催しています。

定期テスト後は季節の変わり目にぶつかることが多いので、ある意味、新しい服を見に行くにはちょうどいいタイミングでもあるようです。

先日も、学年末テストが終わった娘と買い物へ。今回は、娘が欲しいと感じるものが何枚も見つかったので「爆買い」していました。ここまで一気に買ったらさぞ楽しいだろうな〜と思いながら、その日はほぼ「わたしは財布」状態に…。

帰宅後は、買った新しいアイテムと今ある服をどう組み合わせるか、あれこれ試してみるファッションショーを開催。その結果、娘が「もう着ない」と判断した服が必ず何枚か出てくるので、それらを手放してもらいます。

新しい服を買う

クローゼットの今ある服を見直す

不要なものを手放す

までをセットにしているので、わたしよりかなり服を買う機会が多い娘のクローゼットも、あふれることはありません。そして最近は、娘が(買い物から帰りながら)「帰ってクローゼットを見直すの楽しみ〜!」と言うようになりました。しめしめ。

娘が小学校高学年くらいから、

・季節の変わり目や成長のタイミングで、娘の前に服をすべて並べ1着ずつ見せて、「いる、いらない」を判断してもらう

・「今着ていない服」は「これからも着ない服」だと伝える

・減らす=「今の自分が着たい服を新たに買える権利を手に入れること」と伝える

これらを続けてきました。その結果、娘は「減らさないと増やせない」ということを、時間をかけて理解してくれたような気がします(この考え方は、娘の本やぬいぐるみなどにも当てはまります)。

娘にとって、「今持っているものを定期的に見直し、手放すこと」が気持ちいいこと、という位置付けになったようなので、良かったな〜と思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー)>