ガル・ガドット
ガル・ガドットが、物議をかもしているクレオパトラの映画の開発中であること、そしてその題材に関する誤った物語に、正義をもたらしたいという願望について口を開いた。
現在、この映画が開発中のどの段階にあるのかは不明だが、ガル・ガドットはクレオパトラ映画とその主要な歴史上の人物に正義をもたらすことについて興奮を語っている。ガドットは、2020年後半にエジプトの女王の伝記的叙事詩の最新作の製作と主演を務めること発表し、当初は『ワンダーウーマン』でタッグを組んだパティ・ジェンキンスが監督を務める予定だった。ジェンキンズは最終的に、今後のプロジェクトに集中するため、プロデューサーとしての役割のみにシフトし、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のカリ・スコグランドが監督を務めることになった。
ガル・ガドットは、7月号の表紙を飾った香港の「ヴォーグ」との最近のインタビューの中で、クレオパトラ映画について、いくつかの見解を述べた。
「イスラエルはエジプトとの国境に接していて、私はクレオパトラに関する多くの物語で育ったわ。ワンダーウーマンが想像上の強い女性リーダーだとしたら、クレオパトラは実際の女性リーダーよ。クレオパトラに関するさまざまな本を読み始めて、これは魅力的だと思ったの。私がクレオパトラについて映画で見たのは、ジュリアス・シーザーやマルク・アンソニーと関係を持った魅惑的な女性というイメージだけだった。でも本当は、彼女にはもっとたくさんの魅力がある。この女性は時代を先取りしていたの。当時のエジプトは、今の私たちから見ればまだ未来的なものだった。多くは語れない。でも私にとっては、彼女の物語を語り、このキャラクターと彼女の遺産に正義をもたらし、彼女と彼女の遺産を称えることにとても情熱的なの。美しい脚本ができたので、この物語を世界と共有し、クレオパトラが単に誘惑者であったという物語を変えるのが待ちきれないわ」とガルは語った。
本作でガドットがクレオパトラ役を演じることが決定した際、多くの反発の声が上がっていた。批評家たちは、アラブ系またはアフリカ系の女優がクレオパトラの役を演じるべきだと考え、ガルが演じることはホワイトウォッシュになってしまうのではないかという懸念の声もあった。
