そろそろ夏休みの計画を立てようかな、と考えている人も多いことでしょう。まだ行き先を決めていないあなた、今年は「幸せ」をテーマにした旅をしてみては?

今回は、毎年発表される「世界幸福度ランキング」の2018年上位3位にランクインした国を、旅のヒントと共にご紹介します。

第3位は「ヒュッゲ」の国、デンマーク!

2016年は1位、2017年は2位と、常に上位3位にランクインするデンマーク。近年デンマーク語で『温もりと心地よさで、そのために幸福や満足感を感じる状況』を表す「Hygge(ヒュッゲ)」という概念も注目されています。

旅先をデンマークに定めるなら、せっかくなのでこの「Hygge」を堪能する旅をしたいものです。そこでオススメなのが「Goboat」というボートに乗り、コペンハーゲンの街並みを水辺から眺めながら景色やのんびりした時間を楽しむというスタイル。Goboatにはテーブルもついているので、スーパーでチーズやワインを買い込んでのんびり船上ピクニックなど、優雅な旅の過ごし方はいかがでしょうか。

ちなみにこのGoboatはさすがデンマーク。ソーラーパワーで動く仕組みになっており環境にも優しいのです。公式HPによると、今後はボート自体も100%リサイクルができる素材で作られる予定だということで、幸福度の高い国民の意識が伺えます。

第2位はフィヨルドが美しいノルウェー

2位にランクインしたのもやはり北欧の国、ノルウェー。ノルウェーで幸福を実感するならなんといっても「フロム鉄道」!車窓を流れていく美しい自然を何時間もただただ眺めていれば、日ごろの悩みやストレスを山々が吸い取ってくれるような気がします。特に見ておきたいのがフィヨルドの絶景。海水が陸地深くまで流れ込んでできた湾で、その壮大さは圧巻です。

フロム鉄道に乗るためには、首都オスロから「ベルゲン急行」という電車に乗り、「ミュルダール」という場所で乗り換えます。ミュルダールからはフロム鉄道が港町ベルゲンまでを結びますが、ベルゲンに行くまでにあるフロムの町で1泊するとよりゆっくりと自然を満喫し、幸福感を味わえるでしょう。

鉄道は途中、妖精が出るといわれる「ショースの滝」で数分停車してくれます。実はこの電車も滝が放出する自然エネルギーを使って走っているのだとか。デンマーク同様、幸福度と環境への高い意識は比例しているのかもしれません。

ちなみに鉄道には食堂車があるのですが、中でもFiskekake(= fish cake/フィスケカーケ)がオススメ!Fiskekakeは魚を加工して作る一般的なノルウェーの家庭料理で、日本人の味覚にもあう一品です。機会があればぜひお試しください。

栄光の第1位はサンタクロースの故郷、フィンランド

2016年5位、2017年5位という順位から大きく飛躍し、2018年は堂々の1位を獲得!収入、健康寿命、社会保障、自由度、寛容さ、汚職の度合いなどのカテゴリーのなかで総合的にトップという結果になりました。フィンランドに生まれ育った人のみならず、海外から移住してきた人でも幸せを感じられるフィンランド。旅人をも寛容に温かく受け入れてくれる、そんな雰囲気をぜひ味わいたいものです。

フィンランドの夏は日が沈まない月が約3ヵ月続きますので、夏のフィンランドに行くなら森のお散歩がオススメ!(5月~7月。場所により異なる。)自然になっているベリーを摘みながら森林浴を楽しみましょう。

逆に冬は夜の時間が長くなりますが、かなりの確率でオーロラを見ることができます。広大な空間が広がるフィンランドの空に美しく浮かぶオーロラを見るには、フィンランド観光局HPにも紹介があるように、ラップランドがオススメです。

夏は蚊の、冬は寒さの対策は万全にして行ってください。

幸せの国から豊かな人生のヒントを得よう

2018年の世界幸福度ランキングは「移民の幸福度」が大きなポイントとして取り上げられていました。「日本から海外への移住」はあまりポピュラーではありませんが、例えば南米からヨーロッパ、アメリカなどへより幸せな人生を求めて移住する人は数多くいます。

今回ご紹介した3つの国の他にも、幸福度上位の国はそれぞれに魅力が満載です。旅の醍醐味は「視野が広がること」。人生の可能性を広げるような旅をしてみてください!

文・坂口弥生(留学サポート会社Go Global経営)

【こちらの記事もおすすめ】
オンナを上げる人気の体験型旅行6選 宿坊で写経、マルタで英語ほか
オトナ女子がグルメ旅で行きたい国3選
億万長者が世界中から集まる!ドバイの凄すぎる超高級ホテル
旅行積立はどこがおトク?メリット・デメリットから主要各社の比較まで
免税店でさらにお得に買い物する3つの裏ワザ