石田が「かっこつけずに言うと、そりゃバズりたい」と打ち明けたことで、番組では〈あの騒動で叩かれた石田純一のYouTubeが起死回生の内容で100万回突破! どんな内容?〉というお題が出され、採用されたのはバカリズムの「カーディガン講座」「毎日何かしらで謝罪動画」という答え。100万回とは行かないが、番組に乗っかった「カーディガン1週間コーディネート」の動画は2.9万回再生を突破、コメント欄には「テレビから来ました」といった声が多く寄せられており、テレビの効果はそれなりにあったようだ。

 石田とすれば、今回のYouTubeをきっかけに仕事を増やしたい腹積もりなのだろうが、視聴者からは「石田さん、もう69歳か……痛々しいな」「バズりたいのではなく、お金を稼ぎたいのではないだろうか」などと手厳しいコメントが飛び交った。石田は5月に千葉県・船橋市で焼肉店をオープンしたことも話題になったが、「焼肉屋に専念すれば?」という意見も出ていた。

 しかし、石田の窮状は、YouTubeよりもむしろTwitterに表れているという。

「石田が番組で『最低限の収入を得ようってことでYouTubeとかSNSとか、あまりやってなかったんですけど』と話していたように、YouTube同様に2021年1月から公式Twitterを始めていますが、YouTubeチャンネルの登録者数は7000人超えであるのに対し、Twitterのフォロワー数はなんと470人程度。石田純一のものまねをしている芸人・小石田純一でさえフォロワーは4600人を超えてますから、もはやどちらが“本家”なのかわかりません。とはいえ、TwitterにしろYouTubeにしろ、始めた当初は頻繁に更新していたものの、Twitterは今では月に数回更新すればいいレベル。YouTubeも『笑にもすがる』の番組企画があるまでは数カ月放置していたりと、明らかにSNS向きではない。むしろかえって“人気のなさ”を如実に表してしまっている。番組で本当に相談すべきは、SNS以外での活路についてだったのでは」(同)

 1990年のドラマ『想い出にかわるまで』(TBS系)では、今井美樹と松下由樹が取り合いになるイケメン枠で起用されていた石田。俳優業からもすっかりご無沙汰で、来年には古稀を迎える一方で、現妻の東尾理子との間に生まれた子どもたちは第1子が10歳、第3子はまだ5歳とまだまだ父親として頑張らねばならないが、新たな道を見い出し、もう一花咲かすことはできるだろうか。