嫌味を言う心理③自分大好き人間
例外はありますが、一般的に内向的な人の心理的特徴の1つに嫉妬深いというのがあります。 反対に外交的な人は心理的に意識が外に向いているため、あまり1人の人間に執着することがないと言われています。
もちろん人の嫉妬深さや執着心は、人それぞれで一定ではなく、もともと嫉妬深い人もいれば、それほど人や物事にこだわらない、執着心の薄い人もいます。
「来る者拒まず、されど去る者追わず」という心理状態の人です。
内向的な人の心理的特徴というのは、自分が深く付き合える人間が、ごく限られているため、一点に集中しがちです。そして自分自身と向き合う時間も多いため、ひそかに自分が一番と思い込んでいる人も多いのだとか…。
こういう人は趣味や好きなことに走りやすく、自分の周囲を好きな物事で固めたがります。そこに、自分のテリトリーにふさわしくない事が起こったり、心理的に過度なプレッシャーをかけられたり、苦手な人が現れたりすると必死になって追い払おうとします。 自分の楽園を守るためです。
このとき、相手を凹ませようと嫌味を言ったり、攻撃性を見せるのです。 自分の付き合っている男がオタク系の場合、彼の嫌がることは極力避けてあげましょう。
外交的な男なら、他に意識が向いているうちに忘れてしまっているようなことでも、内向的な男は違います。 イヤなことにフォーカスする時間と力量が違うので、いつまでも覚えていたりして、後で面倒なことになりかねません。
嫌味を言う心理④生活や仕事が常に不安定
心理的な状態が安定しているとき、人は嫌味を言いたくなるような心理にはなりにくいと先程書きました。では今置かれている状況に満足していないとき、人はどうなるのでしょうか。
世の中、現状を打破すべく、前向きに頑張って行動を起こせる人間ばかりではありません。
彼の場合はどうでしょうか。 たとえば幼少期に苦しめられた経済的な問題が未だに彼を心理的に追いつめている、貧困やいじめ、自分ではどうしようもない環境にいることへの不安などはないでしょうか。
職場や学校など、変えたくても変えられない中でひそかにもがいているような様子はありませんか?
今の環境は全て自分のせいなのですが、人はなかなか自分のせいとは考えない生き物です。 他人のせいにしたり、生い立ちのせいにしたり…。
責任転嫁は楽ですが、でも心の中で「それは違う」「それではいけない」という葛藤が生じる場合が少なくありません。
そんな心理的葛藤を持つ自分を、周囲は誰も分かっちゃくれない…。 そんな風にいじけたり、ひがむ心理状態が嫌味を連発させている可能性もあります。
嫉妬やねたみ、嫌味や嫉み(そねみ)は心が不安定なときに現れる特徴です。 彼の心理状態を少しでも安定させてあげるのが、最適な対処法と言えるでしょう。
嫌味を言う心理⑤承認欲求が強い
嫌味を言う人の心理的特徴として『認められたい』というのがあります。
自分に自信が持てない場合、人から見下されているように感じますよね。その結果、自虐ネタや嫌味で自分のできなさをフォローしたり、大きく見せることで自分を守ろうとしたりします。
人が『認められたい』と願うとき、それは『まだ自分は認めてもらえていない』『誰も自分なんか認めてくれない』という心理が働いています。
誰かに認めてもらいたい
気づいて欲しい
助けて欲しい
大切に扱って欲しい…
そんな助けを求める心の声が相手に届かないとき、相手を口撃するという対処法に出る場合があります。攻撃ではなく『口』撃です。 要するにねたみやそねみ、皮肉やあざけりなどの嫌味を彼女など身近な人にぶつけるのです。 ぶつけられた方はたまったもんじゃありませんよね。
ですが、こういった心理的な分析をしていくと、暴れる彼氏の寂しい心境も少しは理解でき、嫌味を言わざるを得ない理由がわかってくると思います。
本来なら弱い自分をさらけ出せる人の方が、精神的に強く、またより好感度もアップするのに、残念ですね。
嫌味を言う心理⑥根が攻撃的「もともと闘争心が強い」
対処法に困るタイプの1つにもともとが攻撃的な性格というのがあります。 この手の男は共存より競争を好むので、闘争心も旺盛です。
自己肯定能力が低いタイプとは対象的で、自分がいかに人より優れているかをひけらかしたいモード全開、しかも自分自身にも、それを証明したいという少々厄介な人達です。
本当に実力ある人は、他人を見下してまで自分を上に見せる必要はないのですが、自己顕示欲の強いこの手のタイプは本能的にひけらかしたい、と思ってしまうようです。
結局のところ、根本的には『認めてもらいたい』という、先程の『弱い自分を出せない』派と似たような心理状態にあるのですが、決定的に違うのは、先程のタイプが素直にさらけだせないのに対し、闘争心剥き出しのこのタイプは直球型。つまり認めてもらえるまで、やめないのです。
その結果、過激な発言をしたり、相手を罵倒したり、見下したり…。 端から見れば嫌味のオンパレードとなるわけです。
この手のタイプに付ける薬はありません。分かりやすいのが唯一の取り柄ですが、今の世の中、競争するより、どれだけ共存できるか、の方が重要ですから。
嫌味を言う心理⑦嫉妬心が強い
もともと嫉妬心が強い人も対処法に困るタイプと言えそうです。 嫉妬心旺盛な人の特徴として『特に趣味と呼べるものがない』というのがあります。
趣味がないため、恋人に依存しがちという心理的特徴もあり、妄想力も旺盛です。 さらに自分自身に自信が持てない場合、勝手にライバルを仕立て上げ、妄想の中で大いなる嫉妬心を燃やしていたりするから、厄介です。
嫉妬心旺盛な人からの嫌味を避ける対処法としては、とにかく心配させないこと。 常に「私にとっての一番はあなただからね♡」と示しておくことです。
また嘘も禁物でしょう。 この手のタイプは常に疑ってかかる傾向があるので、下手な嘘ならすぐに見抜かれてしまいます。嘘をつくなら準備周到に。
嫌味を言う心理⑧悪気なし「生まれ育った家庭環境」
嫌味を言う人の中で、一番対処法に困るのが、このタイプなのではないでしょうか。 理由は簡単、小さい頃から嫌味を交えた表現方法が一番しっくりくるというワケで、特に悪気がないので、手の打ちようがないからです。
相手にそういった嫌味に対する免疫がない場合、通じないばかりか、相手を落ち込ませてしまう結果になるのですが、この手のタイプは悪気がないので、手加減しません。
嫌味は口撃の一種なので、昔から「いつ口撃されるか分からない環境にいた」ということができます。特に男兄弟の多い環境で育った場合、負けず嫌いな心理が働きがちなのだそうです。
ただし、周囲に自分を攻撃してくるような人もおらず、優しい気持ちの人が多いとなると、その攻撃性は必要なくなるので影を潜める可能性は多いにあります。 スイッチを入れさえしなければ、嫌味は少なくなる可能性が高いハズです。