鳴禽の声は最初から美しい?
鳴き声が美しい鳥というとウグイスを思い浮かべますが、ウグイスの特徴的な鳴き声「ホーホケキョ」に結構上手下手があることはご存じですか?
実は鳴禽類が美しい鳴き声を得るためには、人間の子どもが言葉を覚えることと同じような学習過程をたどる、ということが研究されているそうです。
美しい声の鳥と人間の意外な共通点と一緒に「鳴禽」の読み方も是非覚えてくださいね。
難読漢字、3問目は「灸」!
「灸」の読み方をご存じですか?
「灸」は「お灸」が有名ですが「きゅう」以外にも読み方があります。
いったい何と読むのでしょうか?
「灸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「や○○」の3文字
- 訓読みです
- 意味は「お灸」と同じですが、主に使われる地方が違います
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「灸」の読み方、正解は・・・
正解は
「やいと」
です!
「灸」はもぐさを皮膚の上で燃やすことで行う治療法で、約三千年前の大昔から使われています。「やいと」という読み方は「焼き処(と)」が音変化したものとも言われています。岐阜県の方言と言われていますが、日本の西側で使われることが多いそうです。
「灸をすえる」
実際に自宅でお灸をすることが現在では少なくなりましたが、今でも使われているのが「灸をすえる」という言葉です。子どもなどを強く叱るという意味で使われることが多く、関西で「やいと」と読むのは主に「灸をすえる」という表現をする時だそうです。
しかしこの言葉のせいで「灸は熱く苦痛が強いられるもの」というイメージが定着してしまい、鍼灸師が迷惑したそうです。実際ニュースでそのような使い方をしないでほしい、と日本鍼灸師会が申し入れをし、現在は報道で使われることは少なくなったそうです。
「灸」の意外な読み方をこの機会に是非覚えてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
見覚えがある漢字の意外な読み方や、見たことのない漢字もあったと思います。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、興味を持っていただけたなら、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。