落ちにくい色のヘアカラーを選ぶポイント
①暗めの色選ぶ
ヘアカラーを長持ちさせたいのであれば、暗めの色がおすすめです。なぜなら暗めのヘアカラー剤は色が濃く、染料の量が多いからです。明るい色よりもたくさんの染料が髪に浸透するため、色が長持ちします。
②落ちにくい色の暖色を選ぶ
赤味のある暖色は落ちにくい傾向にあります。一般的に日本人の髪は、カラーリングをしたときに赤味が残りやすいという特徴があるのです。この特性を生かして、同系色の暖色を入れると元の髪によく馴染んで色落ちしても目立たなくなります。特にブラウンやオレンジ系などの色がおすすめです。
③退色する過程も綺麗な色を選ぶ
遅かれ早かれ色落ちはしてしまうので、退色する過程に着目してカラーを選ぶ方法もあります。退色のスピードが緩やかな色や元の髪色に馴染みやすい色、あるいは複数の色を混ぜたカラーなどがおすすめです。綺麗に退色するヘアカラーはいくつもあるので、美容院で聞いてみるのもよいでしょう。
【暗め】落ちにくい色のヘアカラー3選
①ダークブラウン
定番のダークブラウンは、ブリーチなしでも染められます。地毛の色にも馴染みやすい暗めカラーの王道で、長持ちするのも魅力のひとつです。退色すると、やや明るい色になります。色が落ちても自然な色合いなので、短いスパンで何度も染め直す必要はないといえるでしょう。
②ショコラブラウン
ダークブラウンよりも明るめの色に挑戦したい方は、ショコラブラウンがおすすめです。名前の通りチョコレートのような柔らかな茶色で、女性らしいフェミニンな印象を与えられます。もちろんブリーチなしでも染められますし、色も長持ちします。
時間がたつと色は落ちますが、やや色味が明るくなる程度です。ブリーチありで染めると、軽やかなブラウンになります。色落ちすると、さらに柔らかな質感のベージュに近い色味が楽しめます。明るさも調節できるので、美容院で好きなトーンを選びましょう。
③ネイビー
ネイビーは寒色ながら落ちにくい色のため、人気のあるヘアカラーです。奇抜な印象があるかもしれませんが、ブリーチなしで暗めに染めれば黒髪に似た色合いになります。光が当たると、やや青みがかって見える程度です。大人っぽくてモードな印象を与えられます。ブリーチありだと、青みが強く出ます。
暗めのネイビーはゆっくりと退色していくので、長持ちするカラーです。時間がたつにつれ、グレーのような透明感のある色へと変化していきます。ブリーチありでネイビーを入れると、色落ちしても透明感が持続します。次第に青みが強くなるので、気になる場合は美容院で染め直すとよいでしょう。
【明るめ】落ちにくい色のヘアカラー4選
①ミルクティーベージュ
ミルクティーベージュは今人気のカラーです。明るめの茶色で、ふんわりとした優しい発色が特徴的です。明るめのカラーですがブラウン系なので落ちにくく、長い間楽しめます。
ブリーチなしだと仕上がりは落ち着いた色味になり、ブリーチありだとまさにミルクティーのような柔らかい茶色になります。ブリーチの有無にかかわらず、退色すると色味が少し明るくなります。
②オレンジベージュ
オレンジベージュも、明るめですが長持ちするカラーです。最近はピンクベージュが流行っていますが、ピンクよりも色が抜けにくく、自然な発色がオレンジベージュの魅力です。ブリーチなしなら深みのあるベージュに染まります。ブリーチありだと、明るめでオレンジ色が分かりやすい華やかな仕上がりです。
ベージュとオレンジを混ぜたカラーですが、色が抜けるのはオレンジの方が早いです。深みのある茶色から明るめのベージュへと変化するので、退色の過程も楽しめるでしょう。
③ラベンダー
ラベンダーカラーも今人気の色です。紫系のカラーは青色と赤色が混ざっています。赤系で地毛の色となじませつつ、青色で退色した時の黄色味を抑えるので、長持ちする上に退色も綺麗です。ブリーチなしだと落ち着いた雰囲気になり、ブリーチありだと明るめながらくすみカラーの大人っぽいスタイルに仕上がります。
④アッシュグレージュ
一般に色落ちしやすいといわれるアッシュ系カラーですが、アッシュグレージュは退色の過程も綺麗なので安心です。外国人風のヘアカラーとして最近人気が高まっており、ブリーチなしでも透明感を出すことができます。グレーとベージュを混ぜた色で、時間がたつとくすんだベージュのような色に変わります。
アッシュ系カラーは、色落ちによって髪が黄色っぽくなるのが特徴です。グレーやアッシュカラーを多めにすると、退色した時に黄色味が強くなりがちです。気になる方はベージュを多めにするよう、美容院でオーダーしてみましょう。ナチュラルな仕上がりで、色持ちもよいです。