「黒川里山センター」では、黒川地域の「自然」や「暮らし」を体験し、黒川地域の魅力を知ることができる「黒川里山塾」を開催。今回、その第1回目となる「黒川里山塾 黒川地域の伝統料理 ちまきを作ろう!」が、7月2日(日)に実施される。

兵庫県川西市黒川地域の「自然」や「暮らし」を体験するチャンスだ。

ナラガシワとヨシの葉を使ったちまき


ちまきは、一般的には団子状にしたもち米を笹で巻くが、黒川地域のちまきは、ナラガシワとヨシの葉を使う。材料は、米粉と塩の2つというシンプルなものだ。

米粉を臼と杵でついてから丸め、葉っぱで包んだものを蒸して作る。ナラガシワの匂いがほのかについた団子に、きな粉をつけて食べる。端午の節句の祝いとして作られている食べ物だ。

文化庁の『100年フード』に認定

このちまきは、同じ文化圏の宝塚の西谷と同じもので、宝塚市では『宝塚市無形民俗文化財』に登録されている。

また、文化庁が取り組んでいる『100年フード』にも認定されている価値のあるものだ。

持ち帰り用の袋かタッパーを持参して

同イベントでは、黒川地域で今も唯一菊炭を作っている今西さん夫妻が務める。当日は、大人3本、子ども2本ずつちまきを作る予定だ。ちまきを持ち帰りたい人は、持ち帰り用の袋かタッパーを持参しよう。

参加チケット料金は、親子¥1,700、子ども(3歳以上18歳未満)¥800。3才未満は無料。開催日時は、7月2日(日)10:00~12:30だ。

当日のスケジュールは、9:45に受付開始後、10:00に挨拶がある。米粉をつく人と葉の準備をする人、二手に分かれ、
蒸しあがったら丸めていき、葉に包んでいく。11:30に蒸し、12:00過ぎに食べ始める予定だ。12:30に解散となる。

解散後、弁当を持参すれば黒川里山センターで食べることもできる。また、午後からは、里山アトリエにて費用別途・申込み不要で工作も楽しめる。申し込みは下記イベント申込ページから。

黒川地域の伝統料理のちまきを自分で作って食べる、貴重な体験ができそうだ。

■場所:川西市立黒川里山センター
住所:兵庫県川西市黒川字谷垣内295番地 

イベント申込ページ:https://satoyama-jyuku01.peatix.com/

(鈴木 京)