2021年3月、イラクの扉がついに開きました。日本を含む36カ国は到着ビザ(ビザ・オン・アライバル)で入国可能です。早速「文明のゆりかご」といわれるメソポタミアの地をご紹介します。まずはイラクの入国方法からお伝えします。
イラクの入国方法
これまで、イラク北部クルディスタン地域への入国は到着ビザで入国できていましたが、その他イラクの大部分は個人旅行でのツーリストビザ取得は困難でした。
ところが2021/3より、クルディスタン以外の地域のツーリストビザが解禁となりました。今回は、イラクの首都にあるバグダッド国際空港からの入国方法をお伝えします。
バグダッド国際空港に到着
- ①バグダッド国際空港に到着し飛行機を降りたら、空港施設内の標識に従いイミグレーションまで進みます。
- ②入国審査のブースを左に見て正面に簡易なボックスがあります。係員がいますので、ビザオンアライバルの旨を伝えます。英語は通じます。
- ③A4の紙を渡されますので、パスポートNOや個人情報等を書き込みます。
- ④パスポートと記入済みのA4の紙、75USドルを係員に渡します。
- ⑤待機している人数にもよりますが、20〜30分ほどでビザシートの貼られたパスポートとビザ代の領収書を渡されます。それを持って入国審査へお進みください。
イラク他都市からの入国事情
筆者は首都バグダッドの国際空港から入出国しました。他都市の国際空港(ナジャフやバスラ、モスル等)でも到着ビザの取得方法は同じと思われます。なお、情報伝達の行き届いてない一部陸路の入国管理局にて、入国拒否された例を何度か聞いています。時と場合によるようですが、確実な航路からの入国をおすすめいたします。
入国後、バグダッドの街まで
バグダッド国際空港は、流しのタクシーは入ってきません。街まで向かうには、Arrivalを出てすぐのタクシーブースにて依頼するか、宿泊予定のホテルに事前予約しておく必要があります。空港のタクシーを利用する場合、ブースにて行き先を伝えます。バグダッド市内は一律料金で30,000イラク・ディナール(日本円:およそ3,200円)です。(2022/4現在)
バグダッドの中心部には蛇行した幅広いティグリス川が優雅に流れます。次回より、イラクの都市別の見どころをお届けします。
日本からイラクへの行き方
2023/6現在、日本からの直行便はありません。東京から1stop(経由)で行ける航空会社はエミレーツ航空、カタール航空、ターキッシュ・エアラインズ、エジプト航空の4航空会社です。
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