――確かにそうですね。でもこれで見納めなんでしょうか。俳優業は終わりなんですかね。

城下 いや、そんなことはないんじゃないですか。知り合いの映画のプロデューサーに聞いたら、「映画の世界ならまた戻って来られるだろう」と言っていました。現に、麻薬取締法違反で逮捕されたピエール瀧さん、大麻取締法違反で逮捕された伊勢谷友介さんも執行猶予中から撮影に参加しています。それだけ俳優として魅力があって需要があるから復帰できたんです。永山さんもテレビやCMは厳しいかもしれませんが、映画であれば需要がある。

――そうなんですか。

城下 そのプロデューサーによると、永山さんは「主役もでき、二番手、三番手でもエッジの効いた演技をしてくれる、使い勝手がいい役者」と言っていました。仕事が途切れずいい状況だった中での逮捕となりもったいないけれど、今回は初犯ということでおそらく、執行猶予3年が付くでしょう。3年後に戻ってきてもおかしくない。

――炎上しませんかね。

城下 一部で批判は出るかもしれませんが、強制わいせつなど“ハレンチ罪”ほどのダメージにはならないと思います。近年の映画の多くは製作委員会方式でさまざまな企業が資金を出し合います。俳優のイメージに厳しいスポンサーもいますが、あまり気にしないスポンサーもいる。しっかり反省して更生すれば、復帰は十分可能です。