「椿寿」の読み方をご存じですか?

「喜寿」や「米寿」など、長寿のお祝いに使われる言葉に似ていますが、いったい何と読むのでしょうか?

「椿寿」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○じゅ」の4文字
  2. 読みです
  3. 中国の伝承からきた言葉です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「椿寿」の読み方、正解は・・・


正解は

「ちんじゅ」

です!

「上古大椿なるもの有り、八千歳を以て春と為し、八千歳を以て秋と為す」

(「荘子」内篇・逍遥遊より)

紀元前中国の思想家荘子の著書「荘子」には、上古時代(大昔)の「大椿(だいちん)」という木は1つの季節が人間の8000年に当たるほど長寿だったと記述されています。後世になってここから「椿寿」という言葉が生まれ、長寿の象徴とされたそうです。

椿は本当に長寿なのか

さすがに大椿のような極端な長寿の樹木はないにしても、椿は実際に寿命が長く日本では育てやすいと言われています。なんと樹齢1000年の椿もあるそうです。

また、常緑樹なので冬も葉の色が変わらず、早咲きの椿は冬に花を咲かせます。花も大きく特徴があるので、冬でもたくましく生きる花木として、長寿のイメージにぴったりと言えるでしょう。

高齢の家族がいる方は、節目の年でなくてもこのエピソードをもとに「椿寿」を祝うと喜んでもらえるのではないでしょうか。もちろん読み方もお忘れなく!