ケリー・クラークソンと、テイラー・スウィフト Photo: AFF-USA/Shutterstock, Mike Dunn/Shutterstock
ケリー・クラークソンが、テイラー・スウィフトの原盤権売却をめぐる騒動について振り返っている。
ことの発端は2019年、かつてテイラー・スウィフトが所属していたレーベル「ビッグ・マシーン・レコード」を大物音楽プロデューサーのスクーター・ブラウンが買収。彼は同時に、テイラーのアルバム6枚分の原盤権も買い取ることとなった。
しかし、テイラーは自身の原盤権が売却されることをまったく知らなかったため、スクーター・ブラウンを猛批判した。
そんな中、テイラーにある提案をしたのが、ケリー・クラークソンだった。
騒動真っ只中の2019年7月13日、ケリーは自身のツイッターを更新。テイラーに向かって、「ちょっと思いついたんだけど、原盤権が売却されてしまった全曲を、かつてやった通りに再レコーディングしたらどう?」とつづると、「でも、ファンが間違えて昔のバージョンを買ってしまわないように、ジャケットは新しくして、何かおまけをつけるべきね」と提案したのだ。
この提案を受けてかどうかは不明だが、テイラーはその後、過去のアルバムを「テイラーズ・ヴァージョン」として再録音し、リリースし直すプロジェクトをおこなっている。
このたび、ラジオ「シリウスXM」の番組に出演したケリーは、このツイートの意図について、「彼女にとって大切なものだとわかっていたから。『じゃあ再録音すればいいじゃない。ファンは応援してくれるわよ』って思ったの。彼女は間違いなく天才だからね」と説明。「そして彼女は再録音した。それだけじゃない、『Eras Tour』まで計画したの。すばらしい女性だわ」と続けた。
さらに、スクーターの当時の反応について、「スクーターは腹を立てたみたい」と振り返ったケリーは、「私が彼を攻撃していると思ったみたい。正直、誰が権利を持っているのかすら知らなかったし、すべて知り尽くしているわけでもないのに」と付け加えている。