いくら結婚を考えるほどの仲でも、突っ込んだお金の話はなかなかしにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。でも、そのまま結婚生活に入ったら、あとから「こんなはずでは……」という不満が出てくるかもしれません。結婚前に最低限チェックしておきたい項目を3つご紹介します。
金銭感覚の違いが離婚の原因になることも
結婚を考えるうえで、「性格が合う」のと同じくらい「金銭感覚が合う」というのも重要なポイントです。これから結婚を考える方には酷なデータかもしれませんが、最高裁判所事務総局「司法統計年報」では離婚原因として「浪費する」「生活費を渡さない」といったお金に関する項目が多く挙げられています。
彼の「お金に対する価値観」を確認するポイントを、その難易度順に見ていきましょう。
確認ポイント1.理想の将来像
結婚後はどんな暮らしをしたいのか、2人で理想の状態をすり合わせておくといいでしょう。
といっても、難しく考える必要はありません。普段の雑談の中で「将来は子どもが2人くらい欲しいなぁ」とか「今の仕事は結婚後もずっと続けたいなぁ」などと話を振ってみるだけです。
特に、働き方、家、子どもについては、どんな状態を理想とするかで必要なお金が大きく変わりますし、それぞれの結婚観がわかるポイントでもあります。
あなたが話したことに対して「自分もそう思う!」「それいいね!」と前向きな反応を示してくれればいいのですが、いつ話してもつれない反応だったり、違う意見を持っていてこだわりがあったりするようなら要注意です。
確認ポイント2.結婚後の家計管理方法
将来の理想の暮らしについて話せたら、次は理想の家計管理について話をしてみましょう。
共働きで、夫婦それぞれが収入も支出もお互いに干渉せず任せあうというご夫婦もいれば、どちらか得意な方が家計簿をつけてお小遣い制にして管理するご夫婦もいます。2人で共同の口座とお財布を作って、一緒に管理しているという方もいますね。
自分たちならどうやって管理するのがいちばんうまくいきそうか、それを話し合うことで、彼が普段どうやって家計管理をしているか、苦手意識があるかなどもあわせて確認できますよ。
結婚が近づいてきたら、住居費や食費など2人の出費をどちらがどのくらい負担するか、結婚式や新婚旅行の費用はどう捻出するかなど、さらに細かいお金の分担について決める必要が出てきます。押しつけがましくならないように、無理のないところから話してみましょう。