福島県郡山市の郡山布引風の高原ひまわり畑は標高の高い位置にあり、風力発電の風車とひまわり畑が見られる絶景スポットです。磐梯山や猪苗代湖も一望できるロケーション抜群で他に類をみないひまわり畑です。
郡山布引風の高原ひまわり畑って?
布引高原は猪苗代湖の南に位置する標高約1,000mの高原です。会津布引山の山頂部分を開墾によって拓いた台地状のなだらかな高原で、眼下に猪苗代湖や磐梯山を一望できるロケーション抜群の場所です。積雪のため12月から4月にかけて閉鎖されていますが、季節ごとに花が植えられており、圧巻の風景を楽しむことができます。また、長い間花々をを楽しめるように植える時期を少しずつずらすよう工夫しているようです。
もともとは冷涼な気候を生かして大根やキャベツ、そばなどの栽培が盛んに行われていたようですが、近年は農家の方の高齢化などにより農業の担い手不足が進行し、遊休農地の活用のため地元の農業生産組合が花を植え始めたのがこのひまわり畑の始まりです。今では福島県内有数のひまわり畑となりました。
ひまわり畑と風車のコラボレーション
この高原の最大の特徴は日本最大級の風力発電所の巨大風車があることです。2007年に営業運転を開始した郡山布引高原風力発電所があり33基の巨大風車が立ち並んでいます。そして夏になると風車の足元には見渡す限り一面にひまわり畑が広がっています。風車とひまわりのコラボレーションは他ではなかなか見ることができない光景だと思います。
昼間の青空にひまわりも映えますが、夕方もおすすめです。時間とともに空の色が変わっていく様は、まどろみの中にいるような幻想的な瞬間も味わえます。
磐梯山や猪苗代湖も一望できるロケーション
標高約1,000mの高原にあるのでその眼下にはこの地域の象徴とも言える猪苗代湖や磐梯山が見えます。この地らしいひまわり畑のもう一つの特徴でもあります。
秋にはコスモス畑、春には菜の花畑に変身
お盆を過ぎると一足早く秋の気配が漂ってきます。8月下旬からはコスモスも咲き始め、ススキの秋らしい景色や可憐な花畑を楽しむことができます。コスモスの見頃は例年10月中旬頃まで続きます。また、冬季閉鎖を経て春には菜の花畑と、季節ごとに変化していくので四季折々の絶景を楽しめます。