今日の難読漢字は
「鈍」
「残渣」
「鬩ぐ」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「鈍」!
「鈍」は、よく「鈍感」「鈍器」などで使われます。
そのため「どん」が正解でしょ?と思われたはず。
もちろん読み方としては正解ですが、
今回問題にしたいのは訓読み。
実はひらがな四文字の読み方があるんです!
ヒントは「な〇〇ら」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「鈍」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「なまくら」
です!
「鈍」は、
「刃物の切れ味が悪い」という意味の言葉です!
単に包丁やナイフの切れ味のことを指す言葉と思いきや、
この意味が転じた言葉が多く使われています。
たとえば「鈍な体」とある場合の「鈍」は、
「力が弱い」「体力がない」などの意味になります。
また「鈍な芸」などと書かれている場合は、
「腕前が未熟」という意味になります。
基本的には劣っていることを指すと覚えておき、
前後の言葉や文脈で意味を理解するのが大事ですよ!
ちなみに人物のことを指して「鈍」という場合は……
「役に立たない人」という意味になってしまいます。
使い道には注意しましょう!
次の難読漢字は「残渣」!
「残渣」は、実験などでも使われる言葉。
理系の方は馴染み深いかもしれませんね。
ちなみに「ざんしょう」などではありませんよ!
さて、あなたは何と読みましたか?
「残渣」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ざんさ」
です!
「残渣」は、
「ろ過した後に残ったかす」という意味の言葉です!
とはいっても、理科・物理の実験から遠のいてしまった大人にとっては、
使い所がわからない言葉かもしれません……。
例文としては
「フラスコの底部に溜まった残渣の成分を分析する」
「日本酒の製造工程で出る残渣は、酒粕として活用されている」
などがあります。
どちらかといえば、研究論文や説明文など堅い文章に使われる用語です。
ちなみに「残渣が残る」と使ってしまいそうになりますが、
これは「頭痛が痛い」と同じような重複表現となってしまいます。
読み方だけではなく、使い方にも注意しましょう!
文章表現の一つとして、知っておいて損のない言葉「残渣」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!