親族が亡くなった時に気を付けなければいけないことに、クレジットカードの処理があります。取り扱いに気を付けないと、後々、問題が起こるかもしれません。

ここでは、親族が死亡した直後のクレジットカード処理で絶対にやってはいけないNG行為を3つご紹介します。

親族が死亡したらクレジットカードはどうなる?

まずは、親族が死亡したらクレジットカードがどうなるのかを見ていきましょう。結論から言うと、親族が死亡しても、手続きをするまでは生前と何も変わりません。つまり、親族が死亡してもクレジットカードが止まることはありません。

親族が死亡したことをクレジットカード会社に連絡して初めて、クレジットカードの利用が不可になります。

親族が死亡した直後のクレジットカード処理で絶対やってはいけないNG行為

親族が死亡した直後のクレジットカード処理で絶対にやってはいけないNG行為には、次の3つがあります。

1.そもそもクレジットカードの所有の有無を確認しない
親族が死亡した直後、まず亡くなった親族がクレジットカードを所有しているかどうかを確認しなければなりません。一般的に、多くの人はクレジットカードを所有しています。クレジットカード所有の有無を確認しないと、不正利用されても気づかない可能性があります。

2.クレジットカード会社に死亡の連絡をしない
親族が死亡したら、すぐにクレジットカード会社に連絡をする必要があります。上述した通り、親族が死亡したことをクレジットカード会社に連絡しなければ、クレジットカードは止まりません。

クレジットカードを止めないと、年会費など無駄な出費が発生したり、支払の滞納が起こったりする可能性があります。

3.死亡後に利用しない
クレジットカードが止まっていないからといって、親族が死亡した直後に勝手にクレジットカードを使ってはいけません。

亡くなった人の財産は、相続の対象です。クレジットカードを利用し、支払が発生すると、亡くなった親族の財産が減ることになります。そのため、後々相続人の間でトラブルになる可能性があるので注意が必要です。