トム・クルーズ Photo: Cinzia Camela/LiveMedia/Shutterstock, ParamountJapan / YouTubeトム・クルーズ Photo: Cinzia Camela/LiveMedia/Shutterstock, ParamountJapan / YouTube

トム・クルーズが、最新作で見せたあのド派手なアクションシーンに関するエピソードを明かしている。

7月21日(金)より全国ロードショーとなるトム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/デッド・レコニング PART ONE』。この中でトムは、高速のバイクに乗ってガケから飛び降り、バイクからその身を離すと、パラシュートで地上に降り立つという、とんでもないスタントを披露している。

このたび、Entertainment Tonightの取材に応じたトムは、危険なアクションをあえて撮影初日に設定した理由について明かしている。この理由が、なんともクレイジーなものだった。

トムとプロデューサー陣が懸念(けねん)していたのは、トムがスタントの撮影中にケガを負い、製作が中断してしまうことだった。

そのため、大部分の撮影を終えたあとに製作中断という事態にならないよう、あえて危険なシーンから撮影を始めたというのだ。

映画を続けるのか、それとも中断するのか、みんないずれ知ることになるじゃないか。じゃあ、初日に知っちゃった方がいい」と語ったトムは、「製作を続けるのか、それとも大幅に書き直すことになるのか、初日でそれが決まるんだから」と続けた。

さらに、「トレーニングはしていたから、準備はできていた」と付け加えたトムは、「ああいうアクションをするときは、神経をカミソリのように研ぎ澄ませておかなければならない。作品の準備をする上で、それが一番大切なことだった。その気持ちを捨てて別のシーンを撮って、心が別のところへ行ってしまうのは避けたかった。だったら、もうみんな準備はできてるんだし、やっちゃおうよってね」と、このシーンに込めた思いを述べている。