3.カサンドラ症候群について
アスペルガー症候群と並行して、カサンドラ症候群という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。ここからは、カサンドラ症候群について説明します。
(1)カサンドラ症候群の症状7つ
カサンドラ症候群とは、パートナーがアスペルガー症候群と診断されている人に起きやすい症状です。アスペルガー症候群のパートナーと円滑なコミュニケーションが取れず、強い心理的ストレスを感じることによって起きます。
代表的な症状として
- 自己肯定感の欠如
- 抑うつ
- 無気力
- 疲労感や倦怠感
- 片頭痛やめまいなどの身体症状
- 体重の大幅な増減
- パニック発作
上記のような自律神経失調症に似た症状が代表的で、人によって現れる症状は異なります。
カサンドラ症候群の症状が限界を迎えると、
- 感情のコントロールができなくなる
- 強い興奮状態となる
自分の気持ちが分からなくなってしまう 上記の症状が顕著になって現れます。そのため、パートナーから離れたい、この場所から逃げ出したいという衝動に駆られて、衝動的な行動を起こす場合もあります。
(2)カサンドラ症候群になりやすい人の特徴5選
カサンドラ症候群になりやすい人の特徴として、
- 几帳面
- 完璧主義
- 真面目
- 面倒見の良い性格
- 我慢強い
上記に当てはまる人はカサンドラ症候群になりやすいです。
理由は、アスペルガー症候群の症状を間近で見ても
「私ならなんとかできるかもしれない」
「私が我慢すれば平和に過ごせるんだ」
「この人を放っておけない」
と考え、行動できる人だからです。
カサンドラ症候群の男女比率は、圧倒的に女性が多いですが、男性でもカサンドラ症候群を患っている人はいます。
(3)カサンドラ症候群を治すために
カサンドラ症候群に対しては、薬物療法ではなく、今出ている症状に対しての対症療法を行います。
症状を緩和するための薬が処方になったり、休息を促したりします。
抑うつなどの精神的な症状が顕著の場合、精神科医の診察の元薬物療法や認知行動療法を行い、症状の緩和を目指します。
4.発達障がいの1つ「アスペルガー症候群」を漫画で学ぼう
発達障がいは、生まれつきの脳機能の発達によって、行動や情緒に変化が起こる障がいであり、決して病気ではありません。発達障がいの有無は判断が難しく、特性も人それぞれ。だからこそ、障がいと向き合い、必要なサポートを受けていくことが何よりも大切です。理解しづらい障がいだからこそ、漫画で少しづつ学んでみたらどうでしょうか?
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