年収200万円~300万円の人が、1,000万円を貯金するのは「難しい…。」と感じるかもしれません。しかし収入が少なくても、コツコツ1,000万円を貯めた人がいるのも事実です。

では、年収300万円でも貯金1,000万円を貯めた人がやったことはどんなことでしょうか。元銀行員でファイナンシャル・プランナーの勝目麻希さんが解説します。

固定費の無駄を削減

貯金を増やすためには、出費を減らすのが大切です。とくに、毎月かかる固定費の見直しができると、大きな努力なく継続的に出費を減らせます。

例えば、スマホは大手キャリアから格安SIMへ変更すると月々の通信料が数千円~1万円程度節約できます。また、動画配信サービスやスポーツジムなど、毎月利用してもしなくても料金が発生するものは、本当に必要なのかを定期的に見直すようにしましょう。

変動費は予算を決める

食費・外食費・交際費・美容費といった変動費を節約するのは、大きなストレスがかかります。ストレスの反動で衝動買いに走ってしまうことも……。

変動費は極端に減らそうとせず、予算はしっかり決めてその範囲でやりくりするのがおすすめです。例えば、交際費は月1万円と決めて、その範囲内でやりくりするというルールにしておきましょう。

先取貯金をする

給料から差し引いて、余った金額を貯金するのは難しいものです。そこで、給料日に貯蓄したい金額を貯蓄用の口座に入れてしまう“先取貯金”がおすすめです。

先取貯金した分は最初からないものとして、生活費の計画を立てましょう。