アヴィーチー (c)Cim Ek / Avicii Music AB
2013年6月17日の発売からちょうど10年を迎えた2023年6月17日、アヴィーチー(Avicii)の「Wake Me Up」が、全米で1,000万枚を超える売り上げを記録し、全米レコード協会(RIAA)から「ダイヤモンド・ディスク」の認定を受け、さらにダンス/エレクトロニックの曲として全米レコード協会史上最高の売り上げにも認定された。スウェーデンのアーティストが全米レコード協会から「ダイヤモンド・ディスク」の認定を受けるのは史上初となる。
「Wake Me Up」でヴォーカルを担当したアロー・ブラックは、この曲について次のようにふり返っている。
「私のヴォーカルとその他の楽器をプロデュースしたティム(Aviciiの本名)のエネルギーと努力は、彼の創作に対する情熱を如実(にょじつ)に表しています」
また、発売10周年を受けてアヴィーチーのYouTubeチャンネルでは「Wake Me Up」のメイキングの映像が新たに公開された。
さらにTikTokでは「Wake Me Up」フィルターが登場。自撮りをしてちょうど3秒目をつむると歌詞のフレーズ「When I'm wiser and I'm older」のように、自分の顔に老眼鏡が付き、まゆげが白くなるというものだ。
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ハウスミュージックと伝統的なブルーグラスの要素を見事に融合したアヴィーチーの代表曲「Wake Me Up」は、発売当時全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で4位、ダンスチャート(US Hot Dance/Electronic Songs、US Dance Club Songs)では1位となり、60カ国以上のiTunes Storeにて1位を獲得した。また、この曲は発売当時にSpotifyでもっともストリーミングされた曲という栄誉にも輝いている。この曲でアヴィーチーは人気プロデューサーとしての地位を確固たるものにし、マドンナやコールドプレイといった音楽界のアイコン的存在とのコラボレーションが実現、彼のキャリアをさらに加速させることになった。
メロディックな楽曲とインスピレーションあふれる歌詞で有名なアヴィーチーは、ジャンルを超えた楽曲で世界中の聴衆を魅了し、現代ポップスを代表するアーティストの一人となった。この世を去ったいまも、アヴィーチーは史上もっとも影響力のある音楽プロデューサーの一人として広く知られている。