国の天然記念物である瀬戸内海国立公園「屋島」。その独特な形状は高松市の人気観光名所です。今回は四国八十八箇所の1つ「屋島寺」と、子供も大人も楽しめる「屋島水族館」をご紹介します。
屋島とは
水平な硬岩層に覆われた平たいテーブル状の独特な高地は、まるで屋根のように見えることから屋島と名付けられました。日本で最初の国立公園に指定され、天然記念物でもある名所です。また、源平合戦などの史跡としても有名です。
やしまーる
2022年に屋島山上交流拠点施設「やしまーる」がオープンしました。カーブが続く独創的な形状で、屋島の自然や文化を発信する施設となっていて、展望スペースやおしゃれなカフェ・ショップもあります。
山頂からの眺めは最高です。
屋島寺
四国八十八箇所の霊場84番の札所になるのが屋島寺です。開祖は鑑真和上でと伝えられ、後に弘法大師空海が北嶺にあった寺院を現在の南嶺に移したそうです。
本堂と三体堂
重要文化財に指定されている本堂です。ご本尊は十一面千手観音坐像で、こちらも国指定重要文化財に指定されています。三体堂は開祖である鑑真和上が祭られています。
蓑山大明神
日本では一般的にキツネの伝説が多いのですが、四国は圧倒的にタヌキの伝説が多いところです。本堂横にある蓑山大明神は、その四国タヌキの総大将「太三郎狸」が祀られています。日本三大タヌキの1つで『平成狸合戦ぽんぽこ』のアニメにも登場しているそうです。
新屋島水族館
屋島のてっぺんにある水族館です。屋島寺ややしまーるから歩いて行ける距離ところにあります。
充実したお魚たち
決して大規模な水族館ではないのですが、お魚たちの種類は豊富で、またとても見やすい構造と見せ方をされています
子供たちが大好きなカメやイルカ、かわいいクマノミもいます。
大人受けもしそうなインパクトのある魚も見ごたえ十分です。
絶滅危惧種や外来魚の影響など環境についても解説されていたり、魚についての現状や問題を知ることができます。
屋島水族館で見るべき魚「マナティ」
水族館でも飼育しているところが限られているめずらしいマナティです。こちらの水族館では二頭のマナティをみることができます。
巨大な体でゆっくりと泳ぐマナティは、ゾウが進化したものだといわれていて、見た目はジュゴンにとてもよく似ていますが、生息地が違います。ジュゴンは海で暮らしていますが、マナティは淡水と海水が混じった汽水域に生息している生き物です。
重いものでは数百キロの重さがあるマナティですが、ジュゴン同様草食性で水草を食べています。
マナティは温和な性格で、のんびり泳ぐ様子を見ていると、こちらも癒されます。
映えすぎる金魚エリア
2023年3月に誕生した金魚エリアです。
全部金魚とは思えないほど、いろいろな種類といろいろな水槽で見ごたえがあります。
見せ方が洒落ていて、金魚を引き立てるあざやかなカラーや和風仕様の水槽がとてもおしゃれで映えます。
別の餌付けエリアでは、迫力の水槽で餌待ちの大変な状態になっている金魚も見られます。
餌付け体験が楽しめるエリア
こちらでは餌付け体験が充実していて、さきほどの金魚のほかにもペンギンなどの餌付けができます。
子供たちの人気はやはりカワウソでした。
おみやげもチェック
ショップではお魚モチーフのいろいろなグッズがそろっています。やはりオリジナルのマナティグッズに目がいきました。