顔編|かっさの使い方

①事前にクレンジング・スキンケアをする

顔にかっさを使う前には、クレンジングでメイクや汚れをしっかり落とします。メイクで色素沈着してしまう可能性があるため、そのままマッサージするのは避けましょう。クレンジング後はかっさの摩擦で肌を傷めてしまわないように、スキンケアでしっかり保湿をします。さらに、マッサージオイルを塗ってから始めましょう。

②リンパ節を開く

小顔マッサージは、まずリンパ節を開くことが大切です。鎖骨にはリンパが流れるリンパ節があり、よくほぐすことによって、顔に溜まった老廃物やむくみの原因をしっかりと排出します。さらに、耳周り・首筋へ流す使い方をして、余分なものを取り除きやすくしましょう。

使い方

  1. かっさの尖った部分を鎖骨の下にあて、身体の中心から外側に向かって、鎖骨に沿って流す
  2. 鎖骨の上のくぼみのある側を、1と同じように鎖骨に沿って流す
  3. かっさの尖った部分を、耳の付け根の前側にあて、上から下に向かって沿うように流す
  4. 耳の下から耳の付け根を、下から後ろ・上・前と1周させる
  5. かっさの曲線部分を、耳の付け根から首筋を通り、鎖骨に向かって肌にフィットさせて流す
  6. 耳の後ろ側から、鎖骨に向かって流す

③顔の下半分

下準備が終わったら、顔の下半分から小顔マッサージを行います。マッサージは、下から上に向かって動かすようにするのがポイントです。ゴリゴリと感じる老廃物の塊を、しっかりほぐすようにしましょう。顔の下半分の左側から始め、次に右側をマッサージするのがポイントです。

使い方

  1. アゴの下のくぼんだ部分に、かっさの尖った部分が食い込むようにセットする
  2. アゴから左耳の付け根に向かって、フェイスラインに沿って流す
  3. 次にかっさの曲線部分を、アゴの尖ったところにフィットさせて、左耳の付け根に向かって流す
  4. かっさの曲線と反対側の部分を使い、アゴから左耳の付け根まで、クルクルとしながらマッサージする
  5. かっさの尖った部分で、左半分の頬・口元・小鼻など顔全体をクルクルとしながらマッサージする
  6. 最後にかっさの曲線部分を左耳の付け根にセットし、鎖骨に向かって流す
  7. 右側も同じように、1~6を行う

④顔の上半分

顔の下半分の小顔マッサージが終わったら、次に上半分を行います。目の周りなどは皮膚が薄いので、他の箇所より力加減に注意が必要です。顔全体のマッサージが終わったら、最後におでこから耳の付け根、鎖骨まで老廃物をしっかり流すと、小顔マッサージの完了です。

使い方

  1. かっさの尖った部分を、目の下の骨に沿うように、中心からこめかみに向かって流す
  2. 眉頭から眉尻に向かい、数回かっさを流す
  3. おでこ全体を尖った部分で、クルクルとしながら、中心から外側に向かってマッサージする
  4. かっさの曲線部分を使い、おでこにフィットさせます。おでこから左耳の付け根へ、左耳の付け根から鎖骨へと流す
  5. 右側も1~4を同じように行う

体編|かっさの使い方

①二の腕

かっさの二の腕への使い方は、振袖と呼ばれる腕の内側部分を、重点的にマッサージすることがポイントです。リンパマッサージだけでなく、セルライトをしっかりつぶすように意識しましょう。贅肉は削ぐようにかっさを動かし脇の下に流すことで、老廃物を排出しほっそりした二の腕に近付きます。

使い方

  1. マッサージオイルを二の腕に塗る
  2. かっさを肘から脇に向かって軽く流す
  3. 肘を肩の高さに挙げて、たるみの部分を肘から腕の付け根に向かってしっかり流す
  4. 同じように5回程行い、流したものは脇へグッと押し込む
  5. 腕の付け根の周りは、かっさを背中側から正面側に向かって5回流す
  6. 腕の付け根の内側を、かっさの尖った部分で3,4回押す
  7. 背中側にあるくぼみも、かっさの尖った部分で3,4回押す

②足裏・脚

足裏や脚はかっさの使い方によって、むくみを改善し美脚効果も期待できます。足首を回して軽くストレッチしてからマッサージを始めることで、血行促進しやすい使い方ができます。足元が温まってきたら、足裏からふくらはぎ、太ももと順番にマッサージしていきましょう。

使い方

  1. 足首を回して、軽くストレッチする
  2. 少し温まってきたら、マッサージオイルを塗る
  3. 足裏の中央・親指と人差し指の間の少し下辺りを、3秒くらい押す
  4. かっさの羽根部分で、指の方から足首へ30秒くらい、さするように流す
  5. かっさの尖った部分で、かかと側から甲へ向けて円を描くように2~3周流す
  6. かっさの羽根部分で、ひざ下部分から足首へ流す
  7. 次にふくらはぎ側の足首から膝の裏までさすり上げる
  8. 4~8を左右5回繰り返す
  9. かっさの尖った部分で、膝の裏のくぼみを軽く押す
  10. かっさの羽根部分で、膝裏から脚の付け根まで強めにさすり上げる
  11. 太ももの前側は、膝肉を持ち上げるようにさすり上げる
  12. 内側は真っすぐ上へ、後ろ側は外ももから内側へ斜めに流す
  13. 最後にかっさの尖った部分で、太ももの付け根をギューッと押す

③お腹・腰

かっさはお腹や腰への使い方によって、ポッコリお腹をスッキリさせる効果もあります。腸内の働きが悪いと老廃物が溜まりやすく、リンパや血流の流れも滞り、吸収されなかった栄養が脂肪として蓄積されてしまいます。かっさでリンパや血流の流れを良くして、お腹や腰の脂肪をスッキリさせましょう。

使い方

  1. マッサージオイルをお腹全体と骨盤に塗る
  2. かっさの羽根の部分で、時計回りに少し強めの圧をかけながら5周さする
  3. 腰肉の気になる部分を、下から上へ5回流す
  4. ほぐれた腰肉を、太ももの付け根まで流す

かっさを使用する際の注意点とは?

①食後の使用は避ける

食後すぐに、かっさのマッサージを行うのは避けましょう。正しい使い方をすれば効果の高いかっさですが、食べた後すぐに使用すると、消化不良を起こすこともあると言われているため注意が必要です。食後は消化が落ち着くまで、マッサージを行わないように注意しましょう。

②体調が悪い時は控える

体調が悪い時も、かっさマッサージを控えるよう注意しましょう。老廃物を排出し美容や健康に良い影響を与えるかっさですが、体調が悪い時に使用すると、肌や体に大きな負担がかかる可能性があります。体調が良い時に、かっさを使用するようにしましょう。

かっさを効果的に使用するポイント

①クリームorオイルを使う

1つ目は、クリーム又はオイルを使うことです。何もつけないで擦ると、肌への負担がとても大きくなります。かっさ使用時には、必ずクリームかオイルを塗って、肌への刺激を少なくしましょう。さらに力加減にも注意してマッサージすることで、かっさの効果が高まります。

 

②マッサージ後は水分補給する

2つ目は、マッサージ後は水分補給をすることです。かっさで小顔やむくみを改善させるマッサージをした後は、血流やリンパの流れがよくなるため、老廃物が排出されやすい状態になります。水分補給することによって、より排出をサポートしマッサージが効果的になります。

③一方向へ流す

 

3つ目は、かっさを一方向へ動かすことです。余分な水分や老廃物を取り除くためには、リンパの流れに沿って動かすことが効果的になるポイントです。内側から外側へ、下から上へなど一方向に擦るように注意しましょう。