ゼンデイヤと、トム・ホランド Photo: Vianney Le Caer/Shutterstock
人気俳優のトム・ホランドが、最新主演ドラマ「The Crowded Room(原題)」の撮影中、ゼンデイヤにあることをガマンさせていたようだ。
トム・ホランド主演のスリラードラマ「The Crowded Room」が、6月16日よりAppleTV+にて配信開始となる。この作品でトムは、解離性同一性障害(※)と診断された犯罪者ダニー・サリバンを演じている。また、この物語は実際に起こった事件に基づいている。
※ひとりの人間の中に全く異なる人格が存在すること。
ドラマの中でトムは、ダニー・サリバンを忠実に再現するため、当時の彼と同じ髪型にしているのだが、カールがかったボリューミーな毛先、そして前髪をおろした「風変わりなヘアスタイル」に注目が集まることに。
一部のネットユーザーたちは、「トム・ホランドのヘアスタイリストは、彼のことを嫌ったに違いない」「トムの髪の毛が…」「なんだか洗いたくなる髪の毛」「トムのこの髪型に慣れない」と、微妙な反応を示している。
トムのこの髪型は、彼の私生活にも影響したようだ。
今回、「Radio Times」の取材に応じたトムは、役柄に合わせたこの「クレイジーなヘアスタイル」を、自身だけでなく、恋人のゼンデイヤもガマンしていたと明かした。
「仕事から帰ってきて、鏡に映る自分を見ると、彼(ダニー・サリバン)の姿が目に浮かぶんだ」と明かし、外見もダニー・サリバンに似せることで、自分を見失うことがあったという。
「ダニーを眠らせて、トムを起こし、自分の人生を歩み、自分らしくいるにはどうしたらいいか、しばらく時間がかかった。それでも僕はそのことを理解し、とても幸せで健康的だったよ」と、仕事と私生活を切り離すのに苦労した時期があったことを明かした。
さらにトムは「あと、前髪もあった。ゼンデイヤに祝福を。彼女は10ヶ月間、僕があんな格好をしていたことで、ガマンすることがたくさんあったんだ。大変だったよ」と、ゼンデイヤもトムの奇妙な髪型を一緒にガマンしていたことを明かした。
以前トムは、業界誌「The Hollywood Reporter」のインタビューで、この役柄がキャリアの中でももっとも挑戦的なものだったと告白。同作への出演により精神面に支障をきたしたトムは、俳優業を一年間休止することを明らかにしている。