そんな中、唯一の新顔となったのが8位に入った林佑香だ。林は慶應義塾大学法学部政治学科に通っている現役大学生で、一昨年末にフリーアナ事務所「セント・フォース」に所属。昨年4月からフジテレビ系『めざましテレビ』の月~木を担当する8代目お天気キャスターに就任し、これが初のメディア露出となった。

 同番組のお天気キャスターというと、抜群の人気と知名度を誇った前任の阿部華也子のイメージが強く、当初は「まったく知名度のない新人を起用して代わりになるの?」といった否定的な声も少なくなかった。

 しかし、お天気キャスターデビューからほどなくして、抜群のルックスや朝の番組にふさわしい爽やかで落ち着いた振る舞いによって視聴者からの支持が上昇。「CanCam」(小学館)とコラボしたファッションコーナーなどによって女性層からも注目され、瞬く間に人気お天気キャスターの仲間入りを果たした。さらに、4月に「週刊ビッグコミックスピリッツ」(同)で初の表紙&巻頭グラビアを飾るなど、新人らしからぬ破格の人気となっている。

 早くもお天気キャスターの枠を超えた活躍をしており、『めざましテレビ』では総合司会を務める井上清華アナのコーナー「やってセイカ!」にも出演するなどしていたが、今月8日の放送では井上アナに代わってコーナーを担当。「やってユカ!」と題し、外国人に人気のスポットを取材した。この時、1歳半から9歳まで米ロサンゼルスに住んでいた帰国子女である林は、流暢な英語で外国人たちと会話しており、英語力の高さで視聴者を驚かせた。