「大垂髪」を何と読みますか?

とても髪が長い人のことでしょうか?

早速ヒントを見てみましょう!

「大垂髪」の読み方のヒントは?

1.「大垂髪」をひらがなにすると、7文字になります。

2.毎年3月3日になると、至るところで「大垂髪」を見かけるはずです。

3.歴史ドラマが好きな人は読めるかもしれません。

正解は…

正解は「おおすべらかし」でした!

「おすべらかし」でも正解です。

「大垂髪」とは、平安時代の貴族女性の髪形のこと。

長い髪を後ろ側にまとめて、ゆるく束ねていく髪型です。

背中側、肩の当たりで絵元結(えもっとい)と呼ばれる芯の入った髪留めでまとめ、それを水引きで順々に束ねていきます。

一見するとシンプルなヘアスタイルですが、前髪に飾りを付けたりサイド部分にボリュームを持たせたり、時代と共に流行りはあったとされます。

3月3日のお雛様や巫女さんは「大垂髪」をしていますね!

源氏物語に登場する女性たちも、みんな「大垂髪」をしていたのでしょう。

昔の日本女性にとって、髪の毛は大切なものでした。

それを象徴することわざが「一髪、二化粧、三衣装」

女性を美しく見せるための第一は髪の美しさ、次にお化粧、最後に衣装とされていたのだそう。