好きな人と一緒に住む同棲生活。昔から憧れていた人も多いのではないでしょうか。しかしその時困るのが住民票やそのほか行政の手続き。同棲はしたいけど、住民票移動とか世帯主とか手続きをしたことがない!そんな人のために今回は手続き方法をまとめてみました。

【同棲生活の方法】住民票ってそもそもなに?

まず、住民票は我々日本国民が現在どこに居住しているのかをきちんと証明する公的な書類です。これがあるかないかによって色々事情が変わってきます。 もしも引っ越して住民票を移さずに放置していた場合や、居住先を偽っていると住民基本台帳法で法律違反になり、前科つきになってしまいます。

こんなことで?と思うかもしれませんが住民票によって行政は私たち国民の位置を把握してます。その為引っ越しをしたら忘れずに住民票の移動をしましょう。 同棲するぞ、で浮かれて後々取り返しのつかない事になってもしりませんよ!

【同棲生活】住民票はどこに行けばもらえるの?

住民票は市役所(場合によっては出張所・区役所)で所定の金額を払うことで受け取ることが出来ます。本人証明書が必要になりますので、取りに行く際は運転免許証や健康保険証など、自身を証明するものを忘れずに。場合によっては書類手続きが必要になりますので、印鑑を持っていくとよいでしょう。

もし、代理で住民票に行く場合は同棲するとはいえ「委任状」という書類が必要です。委任状とは本人がどうしてもいけなくなったのでこの人に代理を頼みました、という権利を渡した書類になります。 手書きで書いてもよいですが、気になる方は該当役所のホームページから「委任状」を印刷するのが間違いありません。

【同棲生活】住民票の見方と世帯主

先ほど話したように住民票にはその家の内情が事細かに記載されています。

名前
生年月日
住所
いつ転居したのか
前の住所先
筆頭者(※)
本籍(※)
世帯主(※)

といった事が書かれています。その際その※で書いた3つは省略して出されることもあります。(発行してもらう時の紙に省略の有無が書かれている) それゆえに悪用を避けるために、住民票を受け取るときはちゃんとした手続きが必要なのです。

世帯主って何?

世帯主とは文字通り「一世帯の主」です。よく二世帯住宅とか耳にしますよね。あれの世帯の主に値します。 ちなみに世帯というのをわかりやすく言うと「生活費を出し合い財布を一緒にして住んでいる人々」の事を指します。二世帯ですと、親夫婦と子夫婦で生活費も支払いも別々ですよね。

その為、「一緒に暮らす家族の代表者」というのがとても正しいといえます。普通の家族ならば大黒柱である父親が世帯主になることが普通です。 一人暮らしですと、世帯主も何も、そこで暮らしているのは自身しかいないので必然的に己が世帯主になってしまいます。

【同棲生活の方法】住民票移動に必要なもの

では同棲するために住民票を移動するわけですが、明らかにしておかなけばいけない事があります。それはまず「引っ越し先が市内」「引っ越し先が市外」かということです。

転入・転出・転居の違い

・転入届=市内に引っ越ししてきたときの届け出

・転出届=市内から引っ越すときの届け出

・転居届=市内で引っ越しをしたときの届け出

絶妙に違うので要注意です。

①引っ越し先が同一市内の場合は特に必要なものがありません。引っ越しを済ませてから14日以内に役所に行き、住所変更の手続き(=転居届)を済ませるだけです。

②引っ越し先が市外の場合、引っ越す前に必要な書類があります。 それは「住民票の転出届」です。簡単に言えば「私は今まで住んでいた市から転居しました」と証明する公的書類です。これがないと転入届が書けませんので必ずもらっておくようにしましょう。

実は期間が決まってる

上記のように、手続きの期間は完全に決まっており、転入届は「引っ越ししてから14日以内」と決まっています。これを過ぎると手続きがかなり面倒になりますので要注意です。 一番いいのは引っ越ししたその日に済ませてしまう事。

しかし住民票の転出届は日数が決まっていないのですが、引っ越す前、とぼんやりと決まっているので忘れやすいので要注意です。

必要なもの

大体似たものが必要になりますが、こちらを持っていくと二度手間が減ると思います。

  • 届出人のご本人確認できるもの(運転免許証・保険証)
  • マイナンバーカード(※)必要な時もある
  • 委任状(※)代理人の場合
  • 転出証明書(転入届の場合)
  • 国保の健康保険証(※)加入している場合。国保はその市ごとで徴収する為、要注意

外国人の場合やその他市から特別な法的手続きを受けている方はその書類を持参するといいでしょう。気になる方は転入先の市役所に尋ねると間違いがないと思われます。