――あまりマスコミの前で話している印象がない俳優ですね。
城下 私は以前、1度だけ若村さんを取材したことがあります。宗教団体「釈尊会」の教祖・小野兼弘氏と入籍したことを発表した翌年2004年に、会見を開いたんです。若村さんは小野氏について「人柄に惹かれました」「私のことを私以上に理解してくれる人」とコメントしていましたが、若村さんより14才年上でバツ2、政財界にも知人が多く派手な生活を送る体重150キロ超の巨漢のお坊さんというインパクトに、世間はビックリ。若村さんは日本舞踊・坂東流の名取で、坂東流関係者を通して小野氏と知り合ったそうです。
――確かにそういうこともありましたね。小野氏のインパクトはすごかった。
城下 ところがその後、ある大物芸能人が離婚する際、離婚原因となった不倫相手の1人に若村さんの名前が挙げられてしまいました。それであることないことさまざま書かれてしまって、若村さんのイメージは大幅ダウンし、仕事が激減。
さらに、07年に小野氏が病気で急死。そこでまた「遺産がどれくらいか、小野氏には多額の借金があるのではないか」などいろいろなことを書かれてしまった。そのような騒動を経て、あまりマスコミの前に出てくることがなくなってしまいました。ただ、俳優としての仕事は地道に続けてきました。
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