「トゥーヤ」シングルジャケット「トゥーヤ」シングルジャケット

昨年リリースしたアルバム『モトマミ』でグラミー賞1冠&ラテン・グラミー賞4賞を受賞し、エンタメ総合レビューサイト<メタクリティック>で<2022年最高アルバム1位>を記録、更に今年4月に開催された<コーチェラ・フェスティバル>でのパフォーマンスが話題騒然となった、スペイン出身の新鋭ポップ・アイコン=ロザリアが、新曲「トゥーヤ」をリリースし、東京で撮影されたミュージック・ビデオを公開した。

「トゥーヤ」は、スペイン語で「あなたの」という意味を持ち、「今夜、私はあなたのもの/今夜、あなたは私のもの」いうサビの歌詞が現しているように誰かとの繋がりを感じる瞬間と、その高揚感を表現した、官能的な楽曲に仕上がっており、レゲトンと琴の音色がフュージョンされたようなサウンドが印象的な楽曲。同曲についてロザリアは、「探求することは、ミュージシャンとしての自分を形成する大きな一部であり、『トゥーヤ』ではレゲトン、日本の楽器、フラメンコ、ガバテクノが全て同一のレベルで共存しているの」とコメントしている。

ミュージック・ビデオは今年日本で撮影され、渋谷のスクランブル交差点や温泉、ラーメン屋、旅館、ラブホテルなど、様々な日本のロケーションでのロザリアがたっぷり見られ、本人の日本愛が伝わる映像に仕上がっている。

アルバム『モトマミ』にも「サクラ」や「ヘンタイ」など日本語のタイトルや歌詞が散りばめられており、大の親日家としても知られているロザリアだが、昨年12月に婚約者のプエルトリコ出身シンガー=ラウ・アレハンドロと共にプライベートで初来日を果たし、東京、京都、奈良などに滞在し、すっかり日本の虜になったという。今回の楽曲と、日本という国で感じた美学がマッチすると感じたから、ミュージック・ビデオの舞台に日本を選んだと本人は語っている。

フラメンコ音楽というスペインの伝統的音楽と、現行のヒップホップ、R&B、エレクトロニック・ミュージックなど、様々な音楽的要素を取り込み、自らのハイブリッド・サウンドを築き上げ、今最も世界から注目されているロザリア。今後の動向から目が離せない。


リリース情報

ROSALÍA | ロザリア

「Tuya | トゥーヤ」

配信中(2023年6月9日)

プロフィール

● スペイン/カタロニア地方生まれの30歳。

● 幼少時よりスペインの伝統音楽であるフラメンコ音楽に親しみ、自身の音楽活動の礎に。

● 10代からフラメンコをベースとしたパフォーマンス活動を開始。その独創的なスタイルで注目を集め国内外で数々の権威あるフェスティバルに出演。

● 2016年末ロスアンゼルスに活動の拠点を移し、2017年にユニバーサル・ミュージックよりデビューアルバムをリリース。

● 2018年5月に再リリースした“Malamente/マラメンテ”のビデオが1週間で400再生回数を超え、同曲の再ブレイクが始まる。

● 2018年ラテン・グラミー賞同年女性アーティストとして最多の5部門でノミネートされ、“Best Alternative Song”, “Best Fusion Urban Performance”2部門で受賞。

● 2018年11月2日 ソニー・ミュージックへ移籍し、セカンド・アルバム『EL MAL QUERER/エル・マル・ケレル』をリリース。同作は2019年ラテン・グラミー賞で”Album of the Year””Best Contemporary Pop Vocal Album”2部門で受賞。

●2019年、初のワールド・ツアーを敢行し、<グラストンベリー><コーチェラ><ロラパルーザ>含む大型フェスも制覇

●2019年1月、ジェイムス・ブレイクのアルバム『Assume Form』収録の「Barefoot in the Park」という曲でコラボ

●2019年3月にJバルヴィンとのコラボ・シングル”Con Altura |コン・アルトゥーラ”をリリース

●2020年5月、トラヴィス・スコットとのコラボ曲”TKN”をリリースし、自身初となる全米Billboard Hot 100チャート入りを果たす

●2021年1月、ビリー・アイリッシュとのコラボ曲”Lo Vas a Olividar|ロ・ヴァス・ア・オルヴィダール”をリリース。同曲は米HBOで放送されたドラマ「Euphoria」のサウンドトラックに収録

●2022年3月、アルバム『モトマミ』をリリース。プロデュースにファレル・ウィリアムスも参加。同作はSpotify週間アルバム・チャートである<トップ・アルバム(グローバル)>で1位を獲得し、エンタメ・コンテンツ総合レビュー・ウェブサイト=<メタクリティック>で同年リリースのビヨンセやザ・ウィークエンドのアルバムを押さえ、年間最高得点を獲得。第65回グラミー賞では<最優秀ラテン・ロック/オルタナティヴ・アルバム>賞を受賞。また第23回ラテン・グラミーでは<年間最優秀アルバム><最優秀オルタナティヴ・アルバム><最優秀エンジニア・アルバム><最優秀レコーディング・パッケージ>賞を受賞。<年間最優秀アルバム>を2度受賞した女性はラテン・グラミー賞史上初。

●2023年3月、婚約者のラウ・アレハンドロとのコラボEP『RR』をリリース

●2023年4月、米最大級の音楽フェスティバル=<コーチェラ・フェスティバル>のメイン・ステージに登場(ヘッドライナーのBLACKPINKの前の枠)し、多数ダンサーを携え、こだわり抜いた演出による圧巻のパフォーマンスを披露。その様子はYouTubeで生配信され、ここ日本でもTwitterトレンド入りを果たした