新しい生命を授かったときにまず最初にしなければならない仕事が、子供への名付けです。名前は一生背負っていくものなので、きっととても悩むはずです。そこで今回は「穂」という漢字を使った名前を男女別にご紹介します。素敵な名前ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
「穂」の漢字の意味やイメージ
あなたは「穂」という漢字の使われた名前から、どのような印象を受けるでしょうか?きっとほとんどの人が、稲穂が秋に見せる綺麗な金色が一面に広がる景色を想像するのではないでしょうか。
「穂」という漢字は、穀物の茎の実につく部分や、その先端部分、そして広くそれに似た形を指しても使われる漢字です。
名前に使われる漢字としては、特に女の子に人気の漢字なので、あなたの周りにも「穂」という漢字が名前に入っている人がいるかもしれませんね。その人は一体どんな人でしょうか?きっと稲穂のようにすくすくと育った、素敵な人なのでしょうね。
「穂」の漢字に込められる想いや名前の由来は?
「穂」と言う漢字の成り立ちには、2つの説が存在します。
まず1つ目はヘンである「禾」が「稲、穀物」を、「恵」が「施し、恩恵」を意味し、その二つを組み合わせて「稲の恩恵」つまり「稲穂」を表すようになったという説です。
2つ目は、「恵」の「いつくしむ、恩を施す」という意味から、「周囲を包み込む」というイメージが湧き、さらに「禾」を組み合わせ流ことによって「実を丸く包み込む作物」を「穂」と言うようになったと言う説です。
先ほども述べたように、「穂」という漢字からは「稲穂」が連想されます。その稲穂に実る米は、古くから日本人にはなくてはならないものです。この漢字を名前に使うときに込められるのは、「稲穂のように真っ直ぐに成長してほしい」という想いや、「実りのある人生を送って欲しい」という願いが込められます。
また、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざにも使われているように、その意味からはどこか高尚な精神を感じさせます。このことから「穂」という漢字が使われた名前には、「高潔で純粋な存在であるように」という願いも込められているのではないでしょうか。