情報発信棟

交流にぎわい棟の東側にある情報発信棟では、奈良県内の観光、道路情報を発信しています。コンシェルジュも配置されているので、施設や周辺観光スポットについて尋ねることもできます。開館は9時から17時となりますが、こちらにあるトイレと授乳室は、24時間利用できます。

文化財修復・展示棟

文化財修復・展示棟では、文化財の修復工房を公開し、パネルや映像で修理の工程や技術を分かりやすく解説しています。仏像などの彫刻、絵画・書跡、歴史的建造物、考古遺物の4分野を扱っており、ナビゲーターによる案内を行っていることもあります。

このように、文化財の修復に使う工具も展示されています。ふだんテレビなどでしか知ることのできない文化財の修復について、実際に見て学べるというのは、とても貴重なことではないでしょうか。

企画展で展示された聖林寺の十一面観音レプリカ。こちらは撮影可であった。

企画展も定期的に開催されています。筆者が訪れた際には、「観音のいます地 三輪・初瀬」というテーマで行われており、桜井市三輪・初瀬地域の十一面観音の展示、解説が行われていました。国宝に指定されている聖林寺(しょうりんじ)の十一面観音立像のレプリカも展示されており、その美しい姿にしばらく見入ってしまいました。

芸術文化体験棟

芸術文化体験棟には、ホールやセミナールームを備えており、芸術や音楽に触れたり、製作体験をしたすることができます。未就学児を対象としたアートプログラムや各種講習も開催されているので、イベントカレンダーをチェックして参加するのも良いでしょう。

3階には、誰でも利用することができる交流ラウンジがあります。すぐそばにある東乗鞍古墳、西乗鞍古墳や、周囲の景色を眺めることができるので、ちょとした休憩に立ち寄ってみてください。

宿泊施設「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」

宿泊施設「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」の外観

なら歴史芸術文化村には、宿泊施設も併設されています。「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」は、全99室のシンプルで洗練されたホテルです。客室は、定員1~2名のキングルーム・ツインルームとなっており、浴室はシャワーブースのみとなっています。

宿泊プランも基本的に素泊まりのみです。料金は変動しますが、2名利用で1人あたり7,000円~10,000円程度となるようです。

夕食は先ほど紹介したレストラン「まるかつ」で取るか、車で移動して市街地の飲食店を利用するのが良いでしょう。朝食が必要な方は、朝食ボックス付きプランが選択できます。

周囲にはハイキングコースとして人気の「山の辺の道」、日本最古の神社の一つともされる「石上神宮」があり、社寺の多い奈良市内へのアクセスも良好です。観光の拠点として利用してみてください。