アンナ・デルヴェイ(2015年) Photo: Madison McGaw/BFA/Shutterstock
アンナ・デルヴェイが、新しいプロジェクトをスタートさせたことがわかった。
2010年代、大富豪を中心に詐欺をはたらき、大金をだまし取った罪で有罪となったアンナ・デルヴェイことアンナ・ソローキン。そんな彼女が、ポッドキャスト番組「The Anna Delvey Show」を始める準備をしているという。Deadline誌が報じている。
「The Anna Delvey Show」では、アンナが、ジュリア・フォックスやエミリー・ラタコウスキー、ジェレミー・O・ハリスといった豪華ゲストを招き、「ルールを破る人であることの意味を紐解きながら、従来の善悪のコンセプトについて議論する」とされている。
また、この番組では、アンナが自ら作曲し、ポッドキャストの制作会社Audio UpのCEOジャレッド・ガットシュタットが制作したシングルも公開される予定だという。
アンナは、2013年から2017年にかけて、自らをドイツの資産家の令嬢であるといつわり、マンハッタンの有力者たちに近づいた上、会員制アートクラブの設立などを名目とした投資詐欺をはたらいた。被害総額は20万ドル(約2800万円)にのぼるとされている。
2017年に逮捕されると、2019年には重窃盗罪、重窃盗未遂、利益窃盗の罪で有罪となり、罰金、損害賠償とともに最長12年の禁錮刑が言い渡された。
しかし、刑務所内での模範的な態度が認められ、2021年に出所。2018年に一連の騒動が「Vanity Fair」で記事になったことから、大きな注目を集めていたアンナには、出所後取材の申し込みが殺到した。
また2022年には、ネットフリックスがアンナの事件を詳細に描いたドラマ「令嬢アンナの真実」を配信し、ヒットを記録した。